(HashHub CEO平野氏コメント追記)HashHubがConsenSysの開発ツールMythXとInfuraの無償クレジットを提供

HashHubがConsenSysの開発ツールMythXとInfuraの無償クレジットを提供

株式会社HasHubが、同社提携先のConsenSys社提供のプロダクトであるノードホスティングサービスInfuraとコード監査ツールMythXの無償クレジットを、HashHubエンタープライズプランに追加したことを3月24日プレスリリースにて発表した。

HashHubエンタープライズプランは、株式会社HasHubが提供するブロックチェーンレポートの購読やコワーキングコミュニティ利用が含まれるサービス。

今回サービスの中にInfuraやMythXのトライアル利用が追加されたことによって、調査や情報収集だけに留まらず、その先のサービス開発へ進んだ際にConsenSysのビジネス向け開発ツールを利用することができるようになったとのことだ。

コード監査ツールであるMythXは、イーサリアム及びEVMベースのスマートコントラクトのためのセキュリティSaaSツール。脆弱性のスキャンや分析などを提供する複数のコンポーネントから成り立って統合する複合分析技術を使い、従来のセキュリティツールで散見されていた誤検出を取り除いた正確な分析結果が得られ、修正すべき点を知ることができるとのこと。

ノードホスティングサービスであるInfuraは、イーサリアムのネットワークノードのホスティングサービスで、開発者向けにシンプルで信頼性の高いブロックチェーンツールとインフラストラクチャを提供している。通常であれば発生する面倒なノードの設定が必要なく、誰でも簡単に使い始めることができ既存のイーサリアム関連プロダクトやサービスでもすでに多くの利用実績を持っているとのことだ。

あたらしい経済編集部は、HashHub CEO平野淳也氏へ「エンタープライズ領域において、ブロックチェーンを利用した開発ニーズは、現状増えているのでしょうか?」と質問。 同質問に対し平野氏は「エンタープライズ領域において、開発のニーズは増えています。HashHubではリサーチとレポートサービス、要件定義までのコンサルティング、そしてそのあとの開発と事業化までを企業に提案していて、その過程で使えるツールの1つとしてConsenSysのものを今回パッケージにいれています」とコメントしてくれた。

編集部のコメント

HasHubとConsenSysは昨年9月に、日本国内での法人向けブロックチェーン導入支援の提供について提携を行っています。

ConsenSysでは、現実の法律をスマートコントラクトで執行するOpenLaw、コンソーシアムブロックチェーンのフレームワーク(Hyperledger Besu)、ブロックチェーンデータ分析ツール・コード監査などのプロダクトポートフォリオも有しています。
今後はこれらを組み合わせて、HasHubは新たなサービスを提供していくことを提携時に展望として語っていました。

コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)

(images:RomanOkopny,dalebor)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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