ビットワイズ、「Maple Finance」を通じてDeFi市場に顧客資産を割り当て

BitwiseがDeFi市場に顧客資産を割り当て

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、DeFi(分散型金融)レンディングプロトコル「メイプルファイナンス(Maple Finance)」を通じて、同社の顧客資産をDeFi市場へ割り当てた。「メイプルファイナンス」の公式ブログで3月6日発表されている。

各社報道によると、ビットワイズの顧客資産の一部が「メイプルファイナンス」提供の過剰担保型ビットコイン(BTC)ローンに割り当てられたとのこと。なお割り当てられた額は明かされていない。

発表によると、ビットワイズは「メイプルファイナンス」が提供する規制準拠のインフラを活用することで、機関投資家向けの規制基準を満たした状態でDeFiレンディング市場にアクセスできるようになったという。

また、ビットワイズが「メイプルファイナンス」を通じて顧客資産を割り当てたことは、機関投資家の資本が従来の固定収入資産を超え、より効率的でスケーラブルなDeFiレンディング市場へと移行していることを示しているという。

「メイプルファイナンス」は、機関投資家向けに担保付き融資やステーキングを提供するDeFiレンディングプロトコル。同プロトコルでは、これまでガバナンストークン「MPL」が展開されていたが、2024年11月に新たなトークン「SYRUP」が導入された。現在、「MPL」から「SYRUP」への移行が進められており、「MPL」保有者は2025年4月30日まで「SYRUP」へ変換することが可能となっている。

参考:メイプルファイナンス
画像:iStock/metamorworks・PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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