ソニーとスターテイルの「Soneium」、ブリッジ型「USDC」提供開始

Soneium上でブリッジ型「USDC」提供開始

ソニーブロックソリューションラボ(Sony Block Solutions Labs:Sony BSL)開発のブロックチェーン「ソニューム(Soneium)」上で、ブリッジ型の「USDC」が利用可能になった。「ソニューム」の公式Xより1月28日発表された。

Sony BSLは昨年9月、「USD Coin(USDC)」等のステーブルコインを発行する米サークル(Circle Internet Financial)との戦略的提携を発表。サークルが定める標準規格「ブリッジドUSDCスタンダード(Bridged USDC Standard)」を統合し、「ソニューム」上でブリッジ型「USDC」の利用を可能にすると伝えていた。

この「ブリッジドUSDCスタンダード」は、対象チェーンでのネイティブ型「USDC」サポートがサークルによって決定された際、対象チェーン上で利用されている既存のブリッジ型の「USDC」からシームレスに移行を可能にするために開発された標準規格だ。同規格を採用したブリッジ型「USDC」は、ネイティブ版に移行が可能であるため、これまで起きていた同じブロックチェーンに2種類以上の「USDC」が存在するという問題や流動性の分散といった問題の解決が同規格によって期待されている。

ちなみにネイティブ型「USDC」は、サークルが公式に発行する「USDC」であり、常に米ドルと1対1で償還が可能だ。そのため価格がドルと乖離してしまうディペグが起こる可能性が低いという特徴がある。

「ソニューム」は、今回利用可能になったブリッジ型「USDC」について、「(ブリッジ型『USDC』は)スマートコントラクトにロックされた別のブロックチェーン上の『USDC』によって裏付けられ、米ドルとの基本的な 1:1 の裏付けを維持します」と述べている。

また「ユーザーは、デジタルドルの価値が安定していることを知りながら、安心して取引を行えます。これによりグローバルな送金、支払い、デジタルコマースの新たな可能性が開かれます」とし、流動性プールやDeFi(分散型金融)プロトコルへのシームレスな参加も可能になったとも伝えている。

「ソニューム」開発元のSony BSLは、ソニーグループとスターテイルグループ(Startale Group)による合弁会社。

スターテイルグループは、アスター財団(Astar Foundation)やWeb3財団(Web3 Foundation)、その他のプロジェクトや大企業との協業を通して、マルチチェーン対応のアプリケーションやインフラを開発するweb3テック企業。同社CEOの渡辺創太氏は、日本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」のファウンダーでもある。

なお「ソニューム」はオプティミズム財団(Optimism Foundation)開発の「OPスタック(OP Stack)」により構築されている。ちなみに「OPスタック」は、スケーリング技術「ロールアップ」のひとつである「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollups)」を採用した独自のレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げられるソフトウェアのことだ。

画像:iStocks/metamorworks

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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