ナスダック、ブラックロックのビットコイン現物ETFの現物償還を申請

ブラックロックのビットコイン現物ETFの現物償還が申請

米ナスダック(Nasdaq)が、ビットコイン現物ETF(上場投資信託)「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust:IBIT)」に関して、現物償還を導入する修正規則申請書「Form 19b-4」を米SEC(証券取引委員会)へ1月24日提出した。

「IBIT」は、米資産運用会社ブラックロック(BlackRock)運用のビットコイン現物ETF。今回の申請は、同ETFの償還を現金だけでなく現物(ビットコイン)でできるようにするものだ。

なおSECは昨年9月、「IBIT」のオプションについて上場および取引を承認していた。このオプションは、ナスダック国際証券取引所(Nasdaq ISE)がSECに申請していた規則変更案。それ以降複数回のやり取りを経て、9月19日に修正案第5号が提出され、承認に至った。

オプションは、株式や上場商品などの資産を、設定された日付までにあらかじめ決められた価格で売買する「権利」を保有者に与える上場(市場)デリバティブ。トレーダーにとっては購買力を増幅させる安価な手段であり、機関投資家にとってはリスクヘッジに利用されることが多い。

参考:提出書類
画像:PIXTA

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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