トランプ、就任早々に暗号資産規制緩和の大統領令発出へ=関係者

トランプ就任早々に暗号資産規制緩和の大統領令発出へ

ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期大統領は、1月20日の就任後早々に暗号資産(仮想通貨)業界向けの規制負担を軽減する大統領令を発出することを計画している。事情に詳しい3人の関係者が明らかにした。

2人の関係者の話では、トランプ氏は昨年7月に初めて打ち出した「暗号資産評議会」の創設を定めた大統領令に署名する見通しだ。

暗号資産評議会は、連邦政府が暗号資産業界寄りの政策を推進するよう助言を行う組織。関係者の1人は、最大20人のメンバーで構成されると説明した。

トランプ氏の側近らは、大統領令を通じて米証券取引委員会(SEC)に2022年導入の会計処理指針「SAB121」の撤廃を命じることも検討している。「SAB121」は、特に銀行が第三者のために暗号資産を保有する上で高過ぎるコスト負担を要求している。

またトランプ氏は「チョークポイント2.0作戦(Operation Choke Point 2.0)」と呼ばれる規制廃止を命令するとみられる。同作戦は暗号資産関連企業による銀行へのアクセスを制限する取り組みとされる。ただ規制当局はそのような作戦は存在しないと主張している。

複数の関係者によると、これらの命令の目的は次期政権が暗号資産の普及を幅広く支援しているという強いメッセージを迅速に発信することにあるという。

こうした姿勢は、詐欺やマネーロンダリング(資金洗浄)から消費者を保護するとの立場で暗号資産業界の規制強化を進めたバイデン政権とは対照的だ。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
トランプ氏、就任早々に暗号資産規制緩和の大統領令発出へ=関係者
(Gram Slattery Chris Prentice Jarrett Renshaw)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

欧州委員会、暗号資産の税情報交換ルール巡り12加盟国に是正要求

欧州委員会(EC)は、暗号資産に関する新たな税の透明性および情報交換ルールを完全に実施していないとして、ベルギー、ブルガリア、チェコ、エストニア、ギリシャ、スペイン、キプロス、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガルの12加盟国に対し、正式通告書を送付したと1月30日に発表した

【1/30話題】SBI VCトレードがビットポイント吸収合併へ、米CFTCがイベント契約の新規制を策定へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

イーサリアム開発者、後続アップグレードのHegotaで「FOCIL」提案、スケーリング下でも検閲耐性維持へ

イーサリアム(Ethereum)の次期プロトコルアップデート「グラムステルダム(Glamsterdam)」に続く「ヘゴタ(Hegotá)」に向け、「フォーク・チョイス・エンフォースド・インクルージョン・リスト(Fork Choice–enforced Inclusion Lists:FOCIL)」ヘッドライナー候補(CFI)として推す提案が、1月27日に開発者フォーラムEthereum Magiciansで共有された。FOCILは「EIP-7805」として仕様が提示されている