米サークルが香港テレコムと連携、小売業者向けロイヤリティソリューション開発へ

Circleと香港テレコムが提携

米ドルステーブルコイン「USDC」等を発行するサークル(Circle)が、香港通信大手の香港テレコム(HKT)と共同で、香港の小売業者を対象としたブロックチェーン基盤の顧客ロイヤリティソリューションを開発すると10月29日発表した。

サークルは顧客ロイヤリティソリューションの開発に向けて、ブロックチェーン上での構築を効率的に行う為のエンタープライズグレードの開発者向けツールを香港テレコムに提供するとのこと。

具体的には、既存の企業やスタートアップがデジタル資産とスマートコントラクトを安全かつ簡単に利用可能にする為、サークルが提供する「プログラマブルウォレット(Programmable Wallet)」などの主要コンポーネントが提供されるという。

なお今回の発表では、顧客ロイヤリティソリューションに関する機能やサービスなどについては明かされていない。

ちなみに「プログラマブルウォレット」は、開発者が構築したアプリケーションに暗号資産(仮想通貨)ウォレットを組み込むことができる「Wallet-as-a-Service」だ。これによりアプリユーザーに対し、暗号資産やNFTなどのデジタル資産へのアクセスを簡単に提供可能になる。

参考:サークル
画像:iStocks/metamorworks

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【5/22話題】ビットコインが11万ドル突破で史上最高値、テキサス州のBTC準備金設立法案が下院可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SECが21SharesのXRP・GrayscaleのDEGEとXRP現物ETFの審査手続き開始、Bitwiseのステーキング対応ETH現物ETFは審査延期

米証券取引委員会(SEC)が、21シェアーズ(21Shares)とグレースケール(Grayscale)が運用を計画する暗号資産(仮想通貨)現物ETF(上場投資信託)について、上場申請の承認可否を判断するための正式な審査手続きを5月20日に開始した。SECが同日付で文書を発行している

サム・アルトマンのワールド、a16zとBain Capitalに「WLD」売却で135Mドル調達

暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド(World)」を支援するワールド財団(World Foundation)の子会社であるワールドアセッツ(World Assets)が、同プロジェクトの初期支援者であるa16z(アンドリーセンホロウィッツ)およびベインキャピタルクリプト(Bain Capital Crypto)から1億3,500万ドルを調達したことを5月21日に発表した