GMOコインが「貸仮想通貨」サービスをリニューアル

GMOコインが「貸仮想通貨」サービスをリニューアル

GMOコイン株式会社が、同社運営の仮想通貨取引GMOコインにて、「貸仮想通貨」サービスをリニューアルすることを2月7日プレスリリースにて発表

「貸仮想通貨」サービスは、ユーザーが保有している仮想通貨を同取引所に貸し出すことで、貸し出した仮想通貨の数量に応じた貸借料をユーザーが受け取ることができるサービスだ。

これまで同サービスは、不定期の募集かつ対象の通貨が限られていたが、今後はGMOコインで取り扱いのあるすべての通貨を対象に最短1ヶ月間から貸出できるようにリニューアルされるとのこと。

対象通貨は、Bitcoin(BTC)、Ethereum(ETH)、Bitcoin Cash(BCH)、Litecoin(LTC)、Ripple(XRP)、NEM(XEM)、Stellar Lumens(XLM)の8銘柄に対応し、日本円で10万円程度からサービスを利用することができるとのこと。

同サービスには、年率 2%コース(貸出期間1ヶ月)、年率 4%コース(貸出期間3ヶ月)、年率 5%コース(貸出期間6ヶ月)の3コースが用意されている。

貸出開始日は、毎月15日(土日祝の場合は翌営業日)となっており、受付開始日は、毎月15日(土日祝の場合は翌営業日)の6:00より翌月の貸出開始分の受付が開始される。

なお初回の貸出開始分の受付は、2月12日の定期メンテナンス終了後から2月17日6:00までとなっている。

最小貸出数量および貸出最小単位は通貨ごとに異なるため、2月12日に公開予定の詳細ページより確認が必要とのこと。

編集部のコメント

仮想通貨を取引所へ貸すことで利益を得るサービスを「レンディング」とも言います。 日本ではGMOコインの他にもコインチェックとビットバンクが仮想通貨レンディングサービスを提供しています。同サービスは貸出期間が定められていて、その期間中は貸し出した仮想通貨を動かすことはできません。また引き出すことができる取引所でも途中解約手数料が発生します。このようにあくまでも仮想通貨を貸し出すサービスの為、締結される契約は「消費貸借契約」となり、無担保契約となります。そのため万が一取引所が破綻した際は、貸付けた仮想通貨が返還されないなどのリスクを負うことになります。 なお、同サービスによって貸し出された仮想通貨は、取引所を介してレバレッジ取引をするユーザーの資金に充てられるとのことです。


コメント:大津賀 新也(あたらしい経済)

(images:berya113)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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