カナダ当局、バイナンスにマネーロンダリング違反で438万ドルの罰金

カナダがバイナンスに罰金科す

カナダのマネーロンダリング対策当局が、マネーロンダリングおよびテロ資金供与法に違反したとして、暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)に600万カナダドル(約6.8億円)近い罰金を科したと5月9日発表した。

カナダ金融取引報告分析センター(FINTRAC)によると、バイナンスは何度か期限を過ぎたにもかかわらず、外国マネーサービス事業者として諜報機関に登録しなかったという。

さらにバイナンスは、2021年6月1日から2023年7月19日までの間に5,902回にわたり、10,000カナダドル以上相当になる暗号資産を受け取った報告をしていなかったとFINTRACは付け加えた。

なおバイナンスは昨年5月、カナダ市場からの撤退をしている。

バイナンスはロイターのコメント要請に即座に応じなかった。

今回の動きは、バイナンスの前CEOであるチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao:CZ)氏がマネーロンダリングに対する米国法違反を認め、禁固4ヶ月の判決を受けた数週間後のことである。

バイナンスは43.2億ドル(約6,714億円)の罰金に同意し、CZ氏は刑事罰による5000万ドル(約77.8億円)の支払いの他、米国商品先物取引委員会(CFTC)に5000万ドルを支払った。

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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Canada fines Binance $4.38 million for money laundering violations
(Reporting by Pritam Biswas in Bengaluru; Editing by Ravi Prakash Kumar)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
images:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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