米上院議員のBakkt前CEO、CFTCの監督委員に就任

米上院議員のBakkt前CEO、CFTCの監督委員に就任

バックト(Bakkt)の前CEOであり、1月6日より米ジョージア州上院議員に任命されたKelly Loeffler(ケリー・ロフェラー)氏が、同州上院農業委員会のメンバーに選出されたことを同委員会が発表

上院農業委員会は、米商品先物取引委員会(CFTC)を監督している組織であり、CFTCの委員長や委員の指名権限も持っている。

Kelly Loeffler氏の夫であるJeffrey C.Sprecher(ジェフリー・スプレチャー)氏は、CFTCが監督をするBakktの親会社Intercontinental Exchange(ICE)の創設者、会長、CEOであることから、一部報道では今回の選出が利害の対立を生むのではないかと懸念の声も挙がっている。(なお Sprecher氏はICEの子会社ニューヨーク証券取引所の会長でもある)

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によるとLoeffler氏は、「上院の倫理規定に従い日々職務を務めます。個々の事案に応じて必要であれば自らを議員として不適格であるとします」と声明をしているとのこと。

編集部のコメント

Kelly Loeffle氏の上院議員就任は、ジョージア州の現職上院議員だったJohnny Isakson(ジョニー・アイザクソン)氏が、健康上の理由により2019年末に退任することから同州知事Brian Kemp(ブライアン・ケンプ)氏より指名をうけました。Kelly Loeffle氏は、Isaksonの残りの任期を全うするために2020年11月に行われるジョージア州上院特別選挙に立候補する意向を表明しています。(米上院議員定数は各州あたり2名ずつの計100名で任期は6年となっており、2年ごとに全上院議員の約3分の1ずつが改選されることになっています。11月の選挙はそれにあたります)
上院農業委員会は、商品先物取引委員会(CFTC)の他、農務省、農場信用管理、商品信用公社、連邦農業抵当公社、米国森林局を監督しています。
なお、BakktのCEO後任には、Bakktプロダクト責任者のMike Blandina(マイク・ブランディナ)氏が就任しています。

コメント:大津賀新也(あたらしい経済)

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