バイナンスNFT、「ビットコインNFT」のサポート終了へ

バイナンスがビットコインNFTのサポート終了へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、同社運営のNFTマーケットプレイス「バイナンスNFT(Binance NFT)」における、ビットコインNFTのサポート終了を4月4日発表した。

4月18日6:00(UTC)以降ユーザーは、「Binance NFT 」でのビットコインネットワークを通じたNFTの購入・入金・入札・出品ができなくなるとのこと。また今回のサポート終了に該当する全ての出品・注文は4月18日6:00(UTC)に自動的にキャンセルされるとのことだ。

なお今回の発表で、サポート終了について「製品提供を合理化する継続的な取り組みの一環」としているが、詳細な理由は一切伝えられていない。

「バイナンスNFT」では昨年5月からビットコインNFTに対応していた。

ビットコインNFTは、ビットコインの最小単位である1satoshi(0.00000001BTC)に通し番号をつけ、ひとつのsatoshiに任意のデータを紐づけるプロトコル「オーディナルズ」によって実現したトークンだ。

オーディナルズを利用したトークン規格はNFT(非代替性トークン)だけでなく、代替可能トークンのための規格も存在している。

なおビットコインNFTは、別名インスクリプション(碑文)と呼ばれる。しかし、オーディナルズ(序数)をビットコインNFTと呼ぶケースもある。

ちなみに2021年11月に実施されたアップグレード「タップルート(Taproot)」を経て「オーディナルズ」は実現した。

関連ニュース

参考:バイナンス
images:iStocks/MARHARYTA-MARKO

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/22話題】ビットコインが11万ドル突破で史上最高値、テキサス州のBTC準備金設立法案が下院可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SECが21SharesのXRP・GrayscaleのDEGEとXRP現物ETFの審査手続き開始、Bitwiseのステーキング対応ETH現物ETFは審査延期

米証券取引委員会(SEC)が、21シェアーズ(21Shares)とグレースケール(Grayscale)が運用を計画する暗号資産(仮想通貨)現物ETF(上場投資信託)について、上場申請の承認可否を判断するための正式な審査手続きを5月20日に開始した。SECが同日付で文書を発行している

サム・アルトマンのワールド、a16zとBain Capitalに「WLD」売却で135Mドル調達

暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド(World)」を支援するワールド財団(World Foundation)の子会社であるワールドアセッツ(World Assets)が、同プロジェクトの初期支援者であるa16z(アンドリーセンホロウィッツ)およびベインキャピタルクリプト(Bain Capital Crypto)から1億3,500万ドルを調達したことを5月21日に発表した