バイナンス、昨年のBTCにとって「BRC20」や「Ordinals」は革新的と評価。今年の注目分野も発表

8つの注目分野挙げる

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のリサーチ部門が、2024年の注目部門に関するレポートを1月15日発表した。

このレポートでは、今年1年間を通じて大きな進展が期待される「特に刺激的」な主要テーマとして、「ビットコインのエコシステム」、「オーナーシップ・エコノミー・アプリケーション」、「人工知能(「AI」)」、「実物資産(RWA)」、「オンチェーン流動性」、「機関投資家への普及」、「セキュリティ」、「アカウント抽象化」の8つが挙げられている。

バイナンスはレポートの中で、ビットコインは昨年、オーディナルズ(Ordinals)やBRC-20トークン、現物ビットコインETFの承認への期待、そして今年迎える半減期等の要因に後押しされ、注目され続けた1年であったと述べた。

またBRC-20トークンとオーディナルズ(Ordinals)は、ビットコインの進化における0から1の革新を遂げたと評価されている。

これらのトークンは、ビットコインネットワーク上で初めて貨幣価値のあるトークンの展開・鋳造・移転を叶えた上に、ビットコインの保有のみならず追加のリターンを期待する投資家に好まれる商品になったとバイナンスは述べている。

また現物ビットコインETFの承認については、ビットコインが正当な資産として認知されたことを意味しており、暗号資産市場に実質的な流動性を提供する可能性があるとした。

そして半減期については、歴史的に見て堅調なパフォーマンスを見せるとし、これら要因による楽観の見方が大きなボラティリティを引き起こす可能性があるとバイナンスは述べている。

またビットコインの価格急騰により、オーディナルズ(Ordinals)とBRC-20において劇的な価格変動が起こる可能性もあるが、それらトークンエコシステムの更なる発展もバイナンスは示唆した。特に、スタックス(Stacks)のsBTCのようなビットコインのスケーリングソリューションの導入は、ビットコインの機能強化につながる展開だとバイナンスは見ている。

さらにバイナンスはレポートの中で、ビットコインがその市場支配力を40.4%から50.2%に増加させ、暗号資産領域における総時価総額の半分を占めるようになったと指摘。同社は、ビットコインの活動がインスクリプション(inscriptions)とBRC-20トークンによって「明らかに影響を受けた」と強調し、ビットコインのメモリープールであるメンプール(mempool)でのトランザクション数が増加したことを指摘している。

「オーディナルズ」は、ビットコインの最小単位である1satoshi(0.00000001BTC)に通し番号をつけ、ひとつのsatoshiに任意のデータを紐づけるプロトコルだ。2021年11月に実施されたアップグレードである「タップルート(Taproot)」を経て「オーディナルズ」は実現した。

「オーディナルズ」を利用したトークン規格は代替可能トークンのみならず、NFT(非代替性トークン)のための規格も存在している。

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参考:バイナンスリサーチ
images:iStock/denizbayram

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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