モジュール式L1ブロックチェーン「XION」が約38億円調達、野村のレーザーデジタルら参加

XIONが約38億円調達

ブロックチェーンの一般化に焦点を当てたモジュール式L1ブロックチェーン「ザイオン(XION)」が、同チェーンの開発拡大に向けた約38億円(2,500万ドル)の資金調達を実施した。同チェーンのコア貢献者であるバーント(Burnt)の公式ブログから4月1日発表された。

発表によるとこの資金調達には、野村ホールディングスの関連子会社レーザーデジタル(Laser Digital)やアニモカブランズ(Animoca Brands)、マルチコインキャピタル(Multicoin Capital)、アリントンキャピタル(Arrington Capital)、ドレイパードラゴン(Draper Dragon)、スフェルミオン(Sfermion)などが参加したとのこと。

「ザイオン」は、web3ならではの技術的問題や複雑なやり取り、専門用語を排除したweb3体験の構築に取り組むブロックチェーンプロジェクト。同プロジェクトの使命として「どこにいても誰もがweb3へアクセスできるようにする」が掲げられている。

これらに取り組むことで「ザイオン」は、web3業界が現在直面している課題である「非暗号資産ネイティブの新規ユーザー獲得」を目指すという。そして「ザイオン」は掲げている使命を達成する為に、今回調達した資金を活用して、同プロジェクトの開発とグローバルエコシステムの拡大を継続して続けていくとのこと。

なお「ザイオン」では、ユーザーがシードフレーズや秘密鍵を直接管理する必要なく、電子メールや生体認証などの使い慣れた既存のweb2メソッドで、同チェーン上に構築されたアプリにアクセスできるとのことだ。

さらに「ザイオン」エコシステム内の全ての相互作用で予測可能な価格設定を提供する為に、同チェーンでは主要取引通貨としてUSDCが採用されているとのこと。

関連ニュース

参考:ザイオン
images:iStocks/BadBrother

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【9/20話題】ブロックデーモンが2026年にIPO検討、コンセンシスのSECへの訴訟をテキサス州裁判所が棄却など(音声ニュース)

ブロックデーモン、2026年にIPO検討=報道、米SECに対するコンセンシスの訴訟、テキサス州裁判所が棄却へ、ドイツ当局、マネロン違反で47の暗号資産取引所を閉鎖、ソラナモバイル、第2弾web3スマホ「Solana Seeker」発表。「Chapter2」からリブランディング、BNBチェーン、「ステーブルコインのインフラ強化」の取組み開始、ビットコインL2「スタックス(STX)」がアプトス(APT)と統合、BTC導入に向け、アジア初、DBS銀行がBTCとETH連動の店頭取引と仕組み債を提供開始へ

Sponsored

【9/19話題】グーグルクラウドの新RPCサービス「Blockchain RPC」、BitGoが独自ステーブルコイン「USDS」など(音声ニュース)

グーグルクラウド、新RPCサービス「Blockchain RPC」開始、カストディ大手BitGo、独自ステーブルコイン「USDS」を来年1月に発行へ、英レボリュート、独自ステーブルコイン発行を計画中か=報道、サークルの米ドルステーブルコイン「USDC」、ブラジルとメキシコの法定通貨から直接利用可能に、コインベースにZetachain(ZETACHAIN)とAleo(ALEO)上場へ、TON財団とカーブファイナンスが提携、TON基盤のステーブルコインスワップ開始、ブラックロック、ビットコインを「ユニークな分散投資」の資産として概説するレポート公開、テザー社、2024年Q2の監査情報を開示。1184億ドルの準備金を保有

Sponsored