コインベースの米国外の機関投資家向け取引所、新たに現物取引も開始

コインベースインターナショナルエクスチェンジが現物取引を開始

コインベースインターナショナルエクスチェンジ(Coinbase International Exchange)が、新たにビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物取引を提供開始した。米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)が12月13日発表した。

コインベースインターナショナルエクスチェンジは、コインベースが米国外で展開する機関投資家向けのデリバティブ取引所。今回同取引所はデリバティブ以外にもスポット(現物)による取引も提供開始した。

発表によると今後数か月以内で新たな銘柄の取り扱いも開始するとのこだ。

なおインターナショナルでは現在、新たに提供開始したBTC-USDCとETH-USDCの現物取引ペアの他、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、カルダノ(ADA)、チェーンリンク(LINK)、ドージコイン(DOGE)、ステラ(XLM)、ポリゴン(MATIC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、オプティミズム(OP)・アービトラム(ARB)・イーサリアムクラシック(ETC)の「パーペチュアル取引(永久先物取引/無期限先物取引)」を提供している。

なお「パーペチュアル取引」とは、現物と先物、CFD(差金決済取引)の特徴を併せ持つデリバティブ取引だ。従来の先物取引では契約時に決済満期日と、その日にいくらで売買するのかを決定するが、パーペチュアルには限月が無く、無期限に建玉を保持することが可能となっている。

関連ニュース

参考:コインベース
images:iStocks/wvihrev

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した