Libra責任者「Libraは通貨の国家主権を脅かさない」、NEM財団らがカタパルト移行に関してNEMコアチームに向けた提案公開、マイクリプトヒーローズと手塚プロがコラボなどのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

Libra責任者が「Libraは通貨の国家主権を脅かさない」と発言

・Facebookらの仮想通貨プロジェクトであるLibra(リブラ)の責任者でありCalibra CEO David Marcas(デービット・マーカス)氏が、自身のTwitterでLibraと国家の通貨主権についての持論を展開した

・同氏は「Libraは既存の通貨の上で実行される、より良い支払いネットワークとシステムになるように設計していき、さらに世界中の消費者に非常に価値あるものを届けようとしています」とツイート

・さらに「Libraは既存の強力な通貨と1対1の割合でステーブルされるバスケットの仕組みを選択しているので、準備金は必ず必要となります」とツイート

・そして、同氏は「Libraは新たな通貨を創造しているわけではないので、通貨に対する国家の主権は変わらないままです」とツイート

NEM財団らカタパルトマイグレーショングループがNEMコアチームに向けた提案を公開

・NEM財団、NEM Studios, NEM VenturesそしてTech Bureau Holdingsにより構成されたCatapult(カタパルト)マイグレーション(移行対策)グループかNEMコアチームに向けた合同メッセージ(提案)「Migration Committee Community Update #1」(Catapultローンチの告知第一弾)が 9月16日に公開された

・Catapultは、NIS1(NEMバージョン1)の既存の強固な機能セットに加え、アグリゲートトランザクションやマルチレベルマルチシグネチャなどのいままでの分散型システムでは利用できなかった最先端の機能を搭載する全く新しいテクノロジースタックである

・このCatapultローンチの告知第一弾の提案の内容としては、チェーンを2チェーンにしてトークンを2種類にすること、ローンチ方法としては新チェーンへのオプトイン(承諾制)とすること、また移行されるものとしてはXEMバランス、マルチシグアカウント、ルートネームスペース、移行されないものとしてはサブネームスペース、モザイク、モザイクバランス、Txデータ等のすべてとしている

・なおNIS1からからCatapultへのXEM保有移行を行うかについては、スナップショット、トークンスワップ、トークンアロケーションの3つの手段がマイグレーショングループにて塾考されたが、その中で一番良いアプローチだとして投票されたのがトークンアロケーションオプトインであるとのこと

・なおマイグレーショングループはこの提案についてパブリックコメントを受け付けるフォームを公開した。この意見を元にローンチ日等の検討の参考にするとのこと

→詳細はこちら 

Square Crypto がBTC serverに10万ドルの寄付

・Square Crypto(スクエアークリプト)が助成金の第一弾として、BTC Server(ビーティーシー・サーバー)に10万ドルの寄付を発表

・BTC Serverは、ビットコインのセキュリティ、スケーラビリティ、プライバシー、ユーザーエクスペリエンスを含めた全ての機能向上を生み出すための無料のオープンソースソフトウェアプロジェクトだ

・プレスリリースによると、Square CryptoはBTC Serverがわずか2年前に誕生したにも関わらず、強力なコミュニティであり、開発プロジェクトであることを評価。このグラントによって、長期的にBTC Serverが発展し、ビットコインが社会に受け入れられる土台を生み出せればと記載している

double jump.tokyoがOPEN POSTと提携し、マイクリプトヒーローズで手塚プロダクションとコラボ

・double jump.tokyo株式会社が、OPEN POSTの取り組むプロジェクトに参画することを発表

・OPEN POSTが取り組んでいるのは、経済産業省のブロックチェーン技術を活用したコンテンツ流通システムの開発・実証に関するJ-LOD(ジェイロッド)補助金の採択事業である、「ブロックチェーン技術を用いたクリエイターの2次・多次コンテンツ創作を効率的に運用する共創プラットフォームの設立」プロジェクト

・また、同プロジェクト参画に際し、手塚プロダクションとのコラボを行うとのことで、コラボ内容の詳細については公式Twitter / Medium / Discordで追って告知を行うとのこと

マイクリプトヒーローズとディーカレットがコラボキャンペーン実施へ

・double jump.tokyo株式会社が開発・運営を行う「My Crypto Heroes」と、株式会社ディーカレットの運営する仮想通貨販売所ディーカレットとコラボキャンペーンを実施することを発表

・ディーカレットのトレードアカウントを開設したマイクリユーザーに限定キャラクターをプレゼントするキャンペーン

・抽選で500名にUncommon「出雲阿国」、50名にEpic「西郷隆盛」が当たるとのこと

・キャンペーン期間は9月17日12:00~10月27日12:00、配布は11月上旬を予定しているとのこと

・My Crypto Heroesは8月にもコインチェックとコラボキャンペーンを行っていた

エアリアルパートナーズ「GTAX」が法人、個人事業主版をリリース

・株式会社Aerial Partnersが「Gtax法人・個人事業主版」を提供開始したことを発表

・「Gtax」は、仮想通貨会計のバックオフィスを効率化する仮想通貨のクラウド会計ソフト

・Gtaxに暗号資産(仮想通貨)取引のデータを取り込むだけで、簡単に主要会計ソフトに対応した仕訳データを作成し、仮想通貨に関する決算業務を大幅に早期化、効率化をサポートしてくれる

・同サービスの利用は、暗号資産(仮想通貨)の利用目的、取引ボリュームにあわせてミニマム、ベーシック、プロフェッショナルの3つの料金プランが用意されている

・なお導入の際は、会計・税務の専門家による経理処理のヒアリングを行った上での提案となる為、問合せが必要とのこと

 

※詳しくはニュース解説は以下のラジオでお楽しみください

ラジオ再生は以下から(再生ボタンを押して10秒程度お待ちください)

Apple Podcastで聴く

Apple の Podcastでも配信しております。以下から購読いただくことで、お気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Apple Podcastを聴く

https://itunes.apple.com/jp/podcast/id1418374342?mt=2

Android スマートフォンで聴く

Android スマートフォンでもGoogle PlayよりPodcastアプリをインストールいただくことでお気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Android スマートフォン Podcastを聴く

(images:iStock / artsstock)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道