バイナンスCEOのCZ、今年8月の日本市場参入を発表

CZが8月に日本市場参入を発表

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のCEOチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao:CZ)氏が、今年8月に日本の暗号資産市場へ参入することを7月25日に発表した。このことは、東京国際フォーラムで開催されているweb3カンファレンス「WebX」に向けてCZ氏が送ったビデオメッセージにより明らかになった。

CZはメッセージにて「日本はweb3規制環境の主力リーダーです。日本は2017年から暗号資産取引所の明確な規制があり、今年に入ってからも暗号資産の上場フレームワークの開示や、6月にはステーブルコイン規制が可決されました」と説明。

また「日本はこの領域のフラッグシップリーダーです。他の国々が見習うべき手本だと思います。またバイナンスは、昨年11月にSEBC(サクラエクスチェンジビットコイン)を買収して以来、再び日本市場に参入できることを大変嬉しく思っています。そして私たちは8月にフルサーバーを立ち上げる予定です」と「WebX」にて発表した。

バイナンスは昨年11月、国内で暗号資産交換業者として暗号資産取次業を行うSEBCの全株式を取得したことを発表。そしてSEBCは今年4月に、取引所の取次サービス終了と新規サービス「Binance JAPAN(仮称)」開始の予定を発表した。

SEBCの発表によると「Binance JAPAN(仮称)」の利用に際しては、SEBCの口座開設時に登録した情報は引継がれないとのことで、ユーザーは「Binance JAPAN(仮称)」において、改めて口座開設の申し込みと利用時本人確認を含む審査が必要とのことだ。

なおグローバル版Binance.comでは現地の規制を遵守する為に、昨年11月30日の日本時間17時 (UTC:午前8時)より、日本国内からの新規ユーザーが登録できない状態となっており、日本居住者向けのサービスは今年11月30日をもって終了することが発表されている。

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    参考:Binance
    デザイン:一本寿和
    images:iStocks/Abscent84・rarrarorro

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    一本寿和

    「あたらしい経済」編集部
    記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
    「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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