LINE NEXTがセガからIPライセンス許諾、「GAME DOSI」のゲーム開発に向け

LINE NEXTがセガと覚書締結

LINE NEXT(ラインネクスト)と国内ゲーム大手セガが、「GAME DOSI(ゲームドシ)」のゲーム開発におけるライセンス許諾に関する覚書を7月4日に締結した。「GAME DOSI」を提供するLINE NEXTが7月10日発表した。

LINE NEXTは、グローバルNFTプラットフォームの事業運営を行う、LINEの子会社だ。また「GAME DOSI」は、5月にサービスを開始したオールインワン型のweb3ゲームプラットフォームだ。ゲーム開発から運営、マーケティングまでをオールインワンのプラットフォームとして提供することで、既存のブロックチェーンゲーム開発企業が抱えていた課題を解決するという。

発表によると今回の覚書締結によりLINE NEXTは、セガのゲームIPライセンス許諾を得てweb3ゲームを開発する予定だという。それにより開発した新作タイトルを「GAME DOSI」においてリリースし、NFTの制作や簡易決済、マーケティングなどのサポートを通してweb3ゲームを広く普及するとのこと。

なお現状にて開発予定のタイトルに関する詳細は決定しておらず、今後決まり次第改めて発表する予定とのことだ。

「GAME DOSI」は、サービス開始した5月に新作タイトル5作品を公開している。個性的なキャラクターカードをドラッグ・アンド・ドロップ(drag and drop)し、村を守る防御ゲーム「Sweet Monster Guardians」やさまざまな冒険とバトルに挑む収集型RPGゲーム「V.L.O」、web3ゲーム初のダンジョン探索ジャンルとなるログライク(Roguelike)ゲーム「KEROZ」、アバターや機械・人形などさまざまなNFTを使って楽しむ「Drawshop Kingdom Reverse」、そしてLINE NEXTの自社プロジェクトとしてリリースを進めるゲームで詳細は決まり次第公開される予定の「Project GD」の5作品だ。

また7月6日には「GAME DOSI」初のタイトルとなる「フレームアームズ・ガール:ドリームスタジアム」がリリースされている。なお日本からのプレイは現状非対応となっている。180か国にて提供される予定であり、提供開始国については順次アナウンスされるとのことだ。

関連ニュース

    参考:LINE
    デザイン:一本寿和
    images:iStocks/Ihor-Tsyvinskyi・Lidiia-Moor

    関連するキーワード

    この記事の著者・インタビューイ

    大津賀新也

    「あたらしい経済」編集部
    記者・編集者
    ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

    「あたらしい経済」編集部
    記者・編集者
    ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

    合わせて読みたい記事

    【10/11話題】メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、ユニスワップがイーサL2「Unichain」ローンチへなど(音声ニュース)

    メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、10億円相当追加で合計保有数748.502BTCに、ユニスワップがイーサL2「Unichain」ローンチへ、OPスタック採用、米SEC、カンバーランドDRWを無登録で暗号資産取引を行ったとして提訴、ユービーアイソフト、初のweb3ゲーム今月リリースへ。オアシス(OAS)のL2採用で、タイ、投資信託やプライベートファンドによる暗号資産関連商品への投資規制緩和へ、米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、、USDCとUSDPで支払い可能に、バビロン、ステーキング上限撤廃で約14億ドル相当のビットコイン集める

    米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、USDCとUSDPで支払い可能に

    決済インフラ提供の米ストライプ(Stripe)が、米ドルステーブルコイン「USDC」を決済通貨として利用できる暗号資産(仮想通貨)決済機能「ペイウィズクリプト(Pay with Crypto)」を提供開始した。「USDC」を発行する米サークル(Circle Internet Financial)の共同創業者兼CEOジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が公式Xにて10月10日発表した