クリプトドットコム、スペインで暗号資産サービスプロバイダー登録完了

クリプトドットコムがスペインでVASP認可受ける

海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、スペイン銀行より暗号資産(仮想通貨)サービスプロバイダー(VASP)の認可を受けたと6月23日発表した。

これによりクリプトドットコムは、スペイン居住者へ暗号資産関連サービスを提供できるようになった。

クリプトドットコムのCEOであるクリス・マルザレク(Kris Marszalek)氏は「スペイン銀行からVASP登録を受けたことは、私たちのコンプライアンスへのコミットメントと、責任を持って暗号資産とブロックチェーン技術を発展させるために規制当局や公務員と協力する熱意の最新の証だ」と述べ、引き続きスペイン銀行と協力していくと伝えている。

多くの国でライセンスを持つクリプトドットコム

クリプトドットコムは多くの各国規制当局からの事業者ライセンス取得を果たしている。

昨年6月にはドバイ仮想資産規制局から暗号資産ライセンスの仮承認、シンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの基本承認を受け、同年7月にはイタリアの規制当局OAMによるサービス提供の承認、キプロスの証券取引委員会(CySEC)からの承認を得ている。

そして昨年8月8日には韓国での電子金融取引法および仮想資産サービスプロバイダー登録、11日にはケイマン諸島金融管理局の規制認定、15日にはカナダのオンタリオ証券委員会(OSC)より暗号資産事前登録業者として承認、18日には英国の金融規制当局FCAより暗号資産事業者として認可をされている。また、9月28日にはフランスでデジタル資産サービスプロバイダー(DASP)として同国金融庁に登録されている。

なお同社は、カナダのオンタリオ証券委員会に事前登録引き受け書類「Pre-Registration Undertaking(PRU)」も提出している。

なお「PRU」は2022年8月にカナダ証券監督庁(CSA)が、カナダで暗号資産関連サービスを展開する予定の企業に対して導入した事前登録制度だ。

今年3月20日にはドバイ首長国の暗号資産規制機関VARA(Virtual Assets Regulatory Authority)より、MVP(Minimum Viable Product)準備ライセンスを取得。

6月1日には、シンガポール金融管理局(MAS)よりデジタル決済トークン (DPT) サービスの主要決済機関 (MPI) ライセンスを取得している。 

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

参考:クリプトドットコム
デザイン:一本寿和

images:iStocks/LuckyStep48

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した

【5/1話題】バイナンス前CEOに4カ月の実刑判決、カシオが記念NFTに「Astar zkEVM」採用など

バイナンス前CEOに4カ月の実刑判決=報道、カシオ、時計事業の50周年記念NFTに「Astar zkEVM」採用、コインベース、ビットコインの「ライトニングネットワーク」導入、東京都、デジタル証券(セキュリティトークン)市場拡大促進事業の募集開始、米司法省、ビットコイン初期投資家ロジャー・バーを脱税等の罪で刑事告発、テザー社がBCI企業Blackrock Neurotechに2億ドル投資、大株主に