METACOが独DZ銀行と提携、デジタル証券などの管理にサービス提供へ

メタコとDZ銀行が提携

スイスのデジタル資産関連企業メタコ(METACO)が、ドイツで資産規模第2位の銀行であるDZ銀行(DZ Bank)との提携を2月23日発表した。

この提携によりメタコのデジタル資産カストディ及びオーケストレーション(管理の自動化)サービス「ハーモナイズ(Harmonize)」が、DZ銀行のデジタル証券と暗号資産(仮想通貨)の管理に採用されるという。

DZ銀行のリードソリューションデザイン・デジタルカストディ担当のニルス・クリストペイト(Nils Christopeit)氏は「ドイツの電子証券法(Gesetz ueber elektronische Wertpapiere/eWpG)に準拠したデジタル証券を始めとする機関投資家向けのデジタル資産カストディ構想におけるセキュリティ・拡張性・将来の要件に、メタコのハーモナイズは合致し、私たちの目指す運用モデルをサポートできる強力なソリューションだ。顧客にとって魅力的なソリューションを提供できると確信している」とコメントしている。

メタコは、デジタル資産に関する管理・取引やステーキング、スマートコントラクト管理などを提供する企業。大手グローバル銀行のCiti(シティ)やスペイン大手銀行のBBVAなどとも提携している。

昨年7月にはフランス・パリ拠点の欧州メガバンクBNPバリパの子会社BNPバリパ証券と提携。同提携の目的は、BNPバリパ証券の既存のインフラシステムにデジタル資産カストディやオーケストレーションプラットフォームを統合するためと説明されていた。

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参考:Metaco
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Wirestock

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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