バイナンスがビットコインとのペッグ通貨「BTCB」発表、リップルがマネーグラムと戦略的パートナーシップ締結などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

バイナンスが独自ビットコインのペッグ通貨「BTCB」を発行予定

・仮想通貨取引所バイナンス(Binance)がビットコインに連動したペッグ通貨(ステイブルコイン)「BTCB」をBinance Chain上で発行する予定であることをの公式ブログで発表した

・ユーザーは「BTCB」をBinance DEXでの取引に利用することができるようになる

・発行理由は、BTC、Ethereumなどの主要通貨のブロックチェーンとBinance DEXが基盤となっているブロックチェーンが異なるため、現在、相互互換性がないから。そのためバイナンスはBEP2プロトコルにより所有する9001BTCを担保にBTCBを発行し、BTCとBTCBの価格のスプレッドは0.1%前後に維持する。そしてバイナンスはユーザーが裏付けBTCを常に確かめられるように、BTCの準備金アドレスを公開している

リップルがマネーグラムと戦略的パートナーシップ締結を発表

・リップルが米大手送金会社マネーグラム社と戦略的パートナーシップを締結したことを正式に発表した

・今回の提携は2年間の初期期間があり、この期間マネグラムはリップルのxRapid製品を採用する

・またリップルはマネグラムに対して5,000万ドル(約54億円)を資本契約を締結し、これによりマネーグラム社は株式と引き換えにリップル社からこの資本を受け取ることが可能となる

・マネーグラム社のCEOであるAlex Holmes氏は「RippleのxRapid製品を通じて、24時間365日、米ドルから目的通貨に即座に資金を決済することができます。これにより、業務に革命をもたらし、グローバルな流動性管理を劇的に合理化する可能性があります。」とコメントをしている

コインチェック事件ロシア系ハッカーが関与の可能性か

・コインチェック社員のPCよりロシア系グループの関与が指摘されるマルウェアが検出されていたことが関係者の話で分かったと朝日新聞の報道 で明らかになった

・検出されたマルウェアは、「Mokes」(別名でSmoke Bot)と「Netwire」の2種類で、ともにPCを乗っ取り遠隔操作をするタイプ

・「Mokes」は2011年6月にロシア語の闇掲示板で初めて売り出され、ロシア系ハッカーの間で使われているとのことで、これまでの北朝鮮関与の事例で確認されたことがないという

・調査の過程でこの2種のマルウェアを用いた仮想通貨取引所への攻撃事例は2016年以降他国でも複数確認された

・3月にまとめられた国連の北朝鮮制裁委員会専門家パネルの報告書では、ロシアのサイバーセキュリティー会社の調査を添付資料として掲載し、北朝鮮のハッカー集団「ラザルス」の事件への関与を示唆していた

 

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(images:iStock / artsstock)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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