RTFKTとNikeがweb3スニーカー「クリプトキックス iRL」販売へ、動いて稼ぐ機能も搭載予定

RTFKTとNikeが「Cryptokicks iRL」発表

RTFKT Studios(アーティファクト・スタジオ)が、大手スポーツブランド「Nike(ナイキ)」とコラボしたweb3スニーカー「クリプトキックス iRL (Cryptokicks iRL)」を12月6日に発表した。

「クリプトキックス iRL」は、映画「バックトゥ・ザ・フューチャー2」で登場したスニーカー「Nike Air Mag」のオマージュとなっており、アーティファクトと「Nike」が手がける、最新のテクノロジーが搭載された初のweb3スニーカーとのことだ。ユーザーは「クリプトキックス iRL」NFTを購入すると、実際に着用できる実物の「クリプトキックス iRL」を受け取る手続きがとれるようになる。

実物の「クリプトキックス iRL」の特徴としては、「Move to Earn(動いて稼ぐ)」機能や、プログラムに基づいて足にフィットする機能「自動レーシング」、「クリプトキックス iRL」NFTとスニーカーを連携する「NFCチップ」、ソール中心部分をライトアップ及び色変更する機能などが搭載される予定とのことだ。

なおこれら機能は、実物の「クリプトキックス iRL」と専用モバイルアプリ「RTFKT Cryptokicks iRL」をBluetoothでペアリングすることで動作するという。

また実物の「クリプトキックス iRL」には充電式バッテリー(ワイヤレス充電)が内蔵されており、同アプリを通じてバッテリー残量の確認ができるとのことだ。

「クリプトキックス iRL」は「ブラックアウト」、「ストーン」、「アイス」、「スペースマター」といったデザインの異なる4種類が発表されており、「クリプトキックス iRL」NFTの総供給量は19,000個とのこと。それぞれプライベートミント(鋳造/発行)とパブリックミントで販売されるという。

「クリプトキックス iRL」NFTのプライベートミントは、アーティファクトのメタバースアバタープロジェクトである「Clone X(クローンX)」関連のNFTコレクション「レースエンジン(Lace Engine)」の所有者が参加でき、今月12日午前10時30分(EST:東部標準時)から開始されるとのこと。

なお「レースエンジン」は「クローンX」ホルダーにエアドロップされているNFT「モノリス(MNLTH)」所有者にエアドロップされたNFTで、現在「レースエンジン」はオープンシーでの購入も可能だ。

ユーザーは「レースエンジン(ERC-1155)」をアーティファクト公式サイトにてバーンすることで「クリプトキックス iRL(ERC-721)」を取得できるという。

そして完売しなかった分がパブリックミントで提供される。パブリックミントの参加については抽選形式となっており、12月7日から9日までにアーティファクトの公式ホームページにて抽選登録が必要とのことだ。

なお抽選登録には、RTFKTアカウント作成や接続するウォレットに最低0.5ETH保有などの参加条件がある。当選者は13日にメールで通知され、14日午前8時(EST)から開始されるパブリックミントに参加できるとのこと。

なお「クリプトキックス iRL」NFTの最終販売価格はミント日のETHの値に応じて調整されるが、記事執筆時点(9日)における12日のNFT売り出し予定価格は「ブラックアウト」がレースエンジン所有者で0.34ETH、パブリックセールでは0.44ETHとなっている。また「ストーン」についてはレースエンジン所有者が0.38ETH、パブリックセールが0.5ETH。そして「アイス」はレースエンジン所有者が0.46ETH、パブリックセールが0.53ETH。「スペースマター」はレースエンジン所有者が0.76ETH、パブリックセールが1.02ETHであることが公式販売ページにて表記されている。

なお実物の「クリプトキックス iRL」は来年5月に配送予定で、「クリプトキックス iRL」NFTの購入者は、アーティファクトの公式サイトにて実物の「クリプトキックス iRL」を受け取る手続き「フォージング(Forging)」を行う必要がある。

しかし「クリプトキックス iRL」は、搭載された電子機器が原因で輸出規制されているため米国以外には発送できないという。

そこでアーティファクトはこの問題解決に向け、米国国外のユーザーでも「クリプトキックス iRL」を入手可能にする手段として、米国の配送先住所を把握できるサービス「ハブ クリプトキックス iRL(Hubbed Cryptokicks iRL)」を7日に発表した。

このサービスについてアーティファクトは「米国内の住所が必要なため、完璧な方法ではないことを承知していますが、ユーザーの皆様が米国内の住所を探したり、セカンダリーマーケットを探したりするための時間を提供できればと思います」とコメントしている。

RTFKTとは

RTFKTは2020年にブノワ・パゴット(Benoit Pagotto)、クリス・リー(Chris Le)、スティーブン・ヴァシレフ(Steven Vasilev)氏によって設立され、昨年12月にNikeに買収されたNFTファッションブランドだ。

今年に入り「Clone X」プロジェクトでは、Nikeとのコラボファッションアイテムとして、「クリプトキックスダンク(Cryptokicks Dunk)」や「アーティファクト x ナイキ AR フーディー(RTFKT x Nike AR hoodie)」、「クローンXフォージングSZN1(Clone X Forging SZN 1)」がリリースされている。

また今年5月には、米ニューヨークで開かれた現代アートギャラリー「ガゴシアン(Gagosian)」にて村上隆氏が個展を開催し、「Clone X」と自身のNFTアートコレクション「Murakami.Flowers(ムラカミ.フラワーズ)」が、実物アートの展示やAR(拡張現実)として表現された。

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参考:RTFKT公式HPRTFKT公式Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Thank-you-for-your-assistant

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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