バイナンスにweb3学習PFの「Hooked Protocol(HOOK)」がIEOで上場

バイナンスがHOOK取引開始

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産フックドプロトコル:Hooked Protocol(HOOK)の取引開始を12月1日発表した。

HOOKは、IEOプラットフォーム「バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)」によりトークンセールが行われた銘柄だ。

なおIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)とは、トークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。

11月24日から12月1日までの期間にユーザーがプラットフォームへバイナンスコイン(BNB)を預け、その比率によってHOOKが参加者ユーザーへ割り当てられた。

なおHOOKは、他のトークンよりも高いボラティリティと高いリスクをもたらす可能性が高いトークンの取引を提供する「イノベーションゾーン」で取引開始されている。

また取引ペアについてはHOOK/BTC、HOOK/USDT、HOOK/BUSD、HOOK/BNBとなっている。

フックドプロトコルはweb3ゲーム化されたソーシャル学習プラットフォームだ。HOOKは同プラットフォームのガバナンストークンとなる。最初の試験製品であるQuiz-to-Earn(クイズで稼ぐ)アプリ「ワイルドキャッシュ(Wild Cash)」は月間アクティブ ユーザー数が200万人を超えているとのこと(現在はアンドロイド版のみ)。なおHOOKとは別にエコシステム内のユーティリティトークンとしてフックドゴールドトークン:Hooked Gold Token(HGT)も発行されている。

なお「ワイルドキャッシュ」はBNBチェーン上で稼働しており、HOOKとHGTは同チェーンのトークン規格BEP-20で発行されている。

関連ニュース

バイナンス、日本から新規ユーザー登録停止に

バイナンスが日本参入、国内取引所SEBC全株式取得、元クラーケンジャパン千野氏が代表取締役に

バイナンス、準備金を保有証明する「Proof of Reserves」リリース

【音声レポ】実践IEO・その準備から実施後まで(天羽健介 / 金光碧 / 倉林啓士郎 / 吉田世博 / 柚木庸輔)

参考:バイナンスバイナンス2
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

米資産運用会社VanEck、欧州市場向けにソラナETNにステーキング報酬を導入

米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)が、欧州市場向けに、ソラナ(Solana / SOL) ETN(Exchange Traded Note:上場投資証券)にステーキング報酬を追加した。このことは、ヴァンエックのデジタル資産調査部門の責任者マシュー・シーゲル(Matthew Sigel)氏が自身のXアカウントより10月21日に報告している

【10/25話題】国内の暗号資産ETF等の組成等に向けた提言公表、米MSが株主総会の議決項目に「ビットコインへの投資評価」など(音声ニュース)

「国内における暗号資産ETF等の組成等に向けた提言」、交換業者や証券会社らの勉強会が公表、米マイクロソフト、12月株主総会の議決項目に「ビットコインへの投資評価」を設定、米政府ウォレットから30億円相当の暗号資産が不正流出か、クラーケンがDeFi向け独自チェーン「Ink」を来年Q1ローンチへ、オプティミズムスーパーチェーンで、ユニスワップが「暗号資産ブリッジ機能」追加、9ブロックチェーン間に対応、スイ財団、インキュベーションハブ「SuiHub」をドバイで開設、米マイクロストラテジー会長マイケルセイラー、暗号資産カストディに関する発言で批判浴びる

スイ財団、インキュベーションハブ「SuiHub」をドバイで開設

レイヤー1(L1)ブロックチェーン「スイ(Sui)」の開発を支援するスイ財団(SuiFoundation)が、ブロックチェーン技術の普及とスタートアップ支援を目的としたドバイ首長国拠点のインキュベーションハブ「スイハブ・ドバイ(SuiHub Dubai)」を設立した。このことは「スイ」の公式Xより10月24日発表された

米マイクロストラテジー会長マイケルセイラー、暗号資産カストディに関する発言で批判浴びる

マイケル・セイラー(Michal Sayler)氏が、10月21日に公開されたインタビューの中で述べたコメントに対して批判が集まっている。イーサリアムの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏も、10月23日に自身のXアカウントにてセイラー氏の主張に異議を唱えている