バイナンス、カザフスタンから暗号資産事業ライセンス取得

バイナンスがカザフスタンから暗号資産事業ライセンス取得

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、カザフスタン共和国で暗号資産事業を行うためのライセンス(permanent licence)を取得したことを10月6日発表した。

これによりバイナンスはカザフスタンにおいて規制対象のプラットフォームとして認可され、暗号資産の取引や保管、法定通貨の入出金のサービスが提供可能となる。

なおバイナンスは8月に、カザフスタンの金融規制当局であるアスタナ金融サービス局(AFSA)より、同国市場におけるデジタル資産取引施設の運営およびカストディの提供について、「原則的承認」を得ていた。今回の「完全承認」についてもAFSAより認可されたものとなる。

バイナンスは5月25日、カザフスタン共和国の暗号資産の法的枠組み及び規制政策の策定に向け、同国のデジタル開発・イノベーション・航空宇宙産業省と覚書(MOU)を締結していた。これにより同国の暗号資産市場内における銀行インフラの統合と、分散型台帳技術の開発および実装の機会を模索するとしていた。

また10月には、カザフスタン共和国の金融監視庁と同国における暗号資産市場の発展と、長期的かつ持続可能なプラットフォームの構築に向けた覚書(MOU)を締結している。

関連ニュース

バイナンス、カザフスタンから暗号資産事業の予備ライセンス取得

バイナンス、カザフスタン金融監視庁と暗号資産市場の発展支援で覚書締結

バイナンス、カザフスタン行政機関と暗号資産法整備に向け覚書締結

カザフスタン、マイニング事業者に新税制を適用へ

ビットマイニング、中国からカザフスタンに一部マイニングマシン移転

参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84・intriceight

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【3/29話題】FTX創業者に懲役25年、イーサリアムのBlobが碑文に使用でネットワーク混雑など

FTX創業者に懲役25年、詐欺などで=NY地裁、イーサリアムの「Blob」、「インスクリプション(碑文)」に使用されネットワーク混雑、米・英当局、制裁対象の露Garantex経由送金の200億ドルのUSDTを調査中=報道、BitwiseとFidelity、SECへ「現物イーサリアムETF」申請、トークン化ダイヤモンドへの投資が可能に、Oasis ProとAvalanche活用でDiamond Standardがファンド通じて、NFTとweb3ゲーム特化チェーン「WAX」がAWSと提携、「WAX AWS CDK」提供開始、アービトラムが、Azukiと共同で次世代アニメネットワーク「AnimeChain」立ち上げ、ヴィタリック、「リキッドステーキング」の中央集権化リスクに言及、マークアンドリーセンとGalaxy Digital、1kxのクリプトファンドに出資=報道、ビットコイン現物ETFに資金流入増、価格回復受け、ハッシュポート、FosunとRWA分野のジョイントベンチャー設立

マークアンドリーセンとGalaxy Digital、1kxのクリプトファンドに出資=報道

大手ベンチャーキャピタル(VC)アンドリーセンホロウィッツ(a16z)の共同創業者マーク・アンドリーセン(Marc Andreessen)氏が、暗号資産(仮想通貨)運用企業ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)らと共に、暗号資産(仮想通貨)系VCの1kx(ワンケーエックス)による最新のファンドに投資家として参加したようだ

ハッシュポート、FosunとRWA分野のジョイントベンチャー設立

HashPort(ハッシュポート)が、香港証券取引所に上場するFosun International Limited:Fosun(フォースンインターナショナルリミテッド)の子会社であるFosun Entertainment Japan:FEJ(フォースンエンターテイメントジャパン)と共同で、ジョイントベンチャー「Fosun Real World Asset:Fosun RWA(フォースンリアルワールドアセット)」を設立した