DG Daiwa Venturesがアフリカ暗号資産取引所「Yellow Card」へ出資、Polychainらと

DG Daiwa Venturesがアフリカの暗号資産取引所Yellow Cardへ出資

DG Daiwa Venturesが同社運営のファンドにおいて、アフリカで暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する「イエローカード(Yellow Card Financial)」へ出資したことを9月30日発表した。

今回の出資は「イエローカード」のシリーズBの資金調達ラウンドに参加したものとなるようだ。「イエローカード」はこのラウンドを4,000万ドル(約57.8億円)でクローズしている。

なおこのラウンドはブロックチェーンベンチャーキャピタルのポリチェーンキャピタル(Polychain Capital)が 主導したとのこと。DGの他にもキャッスルアイランド(Castle Island)、ファブリックベンチャーズ(Fabric Ventures)、ソーゾーベンチャーズ(Sozo Venture)、サードプライム(Third Prime)、ラバパートナーシップ(The Raba Partnership)、ヴァラーベンチャーズ(Valar Ventures)が出資参加している。

「イエローカード」はアフリカ最大級となる暗号資産取引所を運営する他、暗号資産を用いた送金プラットフォームを展開している企業だ。2021年にシリーズAで1,500万ドルを集めて以来、アフリカの4か国に事業拡大し、現在ではアフリカ大陸全体で16の市場にサービスを提供を行っているという。

なお「イエローカード」は今回の資金調達により総額5,700万ドルを調達しており、アフリカで最も多額の資金調達をしたweb3スタートアップになっているとのことだ。

なおDG Daiwa Venturesは今年2月、フィリピンにおける最大級の暗号資産取引所を運営するフィリピンデジタルアセットエクスチェンジ(Philippine Digital Asset Exchange)にも出資していた。こちらは同社がシリーズBで総額約5,000万ドルを調達したラウンドとなっており、米タイガーグローバル(Tiger Global Management)が主導していたとのことだ。

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参考:イエローカードリリース

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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