ポリゴン(MATIC)とボラ(BORA)が連携、クロスチェーン環境構築へ

 ポリゴンとボラが連携、クロスチェーン環境構築へ

韓国ゲーム大手カカオゲームス(Kakao Games)が中心となり開発・運営を行うweb3プロトコル「ボラ(BORA)」が、ポリゴン(Polygon)と連携したことを発表した。ポリゴンとの連携は「BORA」のグローバルエコシステムとユーザーの流動性を広げるためのクロスチェーン環境構築の第一弾プロジェクトだという。「BORA」は、GameFi領域を中心にサービス開発などを行っている。

「BORA」のパートナーは、カカオエンタープライズ(kakaoenterprise)、カカオエンターテイメント(kakaoEntertainment)、ミシカルゲームス(MythicalGames)、サンドボックス(Sandbox)、ウィーメイド(Wemade)など、韓国企業が中心となっている。

なおこの連携によって「BORA」はポリゴンNFT互換の「BORA」ポータルマーケットプレイスのエコシステムを拡大させていく。一方ポリゴンは、「BORA」に技術サポートを提供し、「BORA」のパートナーやNFTのIPをポリゴンエコシステムに取り込んでいくとのことだ。

ポリゴンのグローバルゲーム事業開発責任者であるウルビット・ゴエル(Urvit Goel)氏は、リリースで次のようにコメントしている。

「私たちは、BORAと協力して、流動性を拡大し、ゲームエコシステムにさらなる複合性を導入することを支援できることを嬉しく思います。ポリゴンを活用することで、BORAのユーザーは、イーサリアムネットワーク固有のセキュリティを利用しながら、低い手数料と高速なトランザクションの恩恵を受けることができます。ポリゴンは、韓国の開発者を支援することを約束し、ブロックチェーンゲーミングの採用を世界的に拡大するために最高のパートナーと提携することを楽しみにしています」

参考:BORA
デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis・allanswart

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
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