新興国にDeFiツール提供「XLD Finance」、約17億円調達

「XLD Finance」が約17億円調達

新興国にDeFi(分散型金融)ツールを提供するXLDファイナンス(XLD Finance)が、プレシリーズAラウンドにおいて、約17億円(1300万ドル)の資金調達を実施したことが7月19日分かった。

XLDファイナンスは、フィリピンやインドネシア、マレーシア、ベトナム、インド、バングラデシュのユーザーに、暗号資産の支払いや暗号資産から法定通貨へ換金するサービスなどを提供している。

また昨年1月には、ユーザーがGameFiトークンとステーブルコインを使用して、光熱費の支払いやモバイルクレジットの購入ができるプラットフォーム「xSpend」を立ち上げている。

XLDファイナンスは今回調達した資金を、チームの拡充と製品拡大、分散型技術によるAPIの開発に充てるとのことだ。

また今回のプレシリーズAラウンドは、暗号資産(仮想通貨)投資会社ドラゴンフライキャピタル(Dragonfly Capital)と、インフィニティベンチャーズクリプト(Infinity Ventures Crypto:IVC)が主導し、デジタルカレンシーグループ(Digital Currency Group:DCG)、サークル(Circle)、IDGキャピタル(IDG Capital)、イールドギルドゲームス(Yield Guild Games:YGG)などが参加した。

なおドラゴンフライキャピタルは、約840億円(6億5000万ドル)規模のベンチャーファンド「ドラゴンフライファンド III(DragonflyFundIII)」を今年4月に設立している。

関連ニュース

ドラゴンフライキャピタル、約840億円規模web3ファンド設立

【取材】web3企業shiftbaseがCCCから資金調達、そして代表交代の理由は?

アニモカブランズ約100億円調達、評価額約8000億円に

日本法人のトークン発行等サポートする「BOBG」、アリーバ・DJT・石川駿らから資金調達

【取材】日本発ゲーム特化ブロックチェーン「Oasys」、トークンで約25億円調達

参考:TwitterBitpinas
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

Mantle NetworkがEigenDAを統合、モジュラーブロックチェーンのスケーリングにおけるデータ可用性を強化

レイヤー2ブロックチェーン「マントルネットワーク(Mantle Network)」が、イーサリアム(Ethereum)ベースのリステーキングプロトコル「アイゲンレイヤー(EigenLayer)」をもとに構築されたDA(データ可用性)レイヤー「アイゲンDA(EigenDA)」を完全統合し、メインネットで稼働開始した。マントル(Mantle)が3月19日に発表した

【3/19話題】ストラテジーが優先株式500万株を公募、マイクロソフトがウォレット標的のマルウェア警告など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored