Crypto. comがMITメディアラボに4年間の助成金、ビットコインのセキュリティ研究支援などに

「Crypto. com」がMITメディアラボに4年間の助成金

大手暗号資産(仮想通貨)取引所Crypto.com(クリプトドットコム)が、米マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのデジタル通貨イニシアチブチーム(DCI)に、4年間の助成金を出したことが4月22日分かった。なお金額は不明だ。

発表によると今回の助成金は、DCIによるビットコイン(BTC)のセキュリティに関する研究の支援と、ネットワークの基盤となるプロトコルのオープンソース開発の支援を目的としているとのことだ。

クリプトドットコムのCOOであるエリック・アンツィアーニ(Eric Anziani)氏は、「MITのデジタルカレンシー・イニシアティブは、特にビットコインの基礎プロトコルを強化することで、持続可能なブロックチェーンエコシステムの構築に重要な役割を果たしています」と発表にてコメントしている。

またクリプトドットコムはシンガポールのブロックチェーン協会のメンバーとして2021年以降、米カーネギーメロン大学のセキュア・ブロックチェーン・イニシアチブにも助成金の支援をしており、ブロックチェーンの向上の為に世界中のグローバル企業や大学と連携しているという。

他にもMITは昨年よりカナダの中央銀行であるカナダ銀行と共同で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する研究や、「ビットコインのソフトウェアとセキュリティに関する取り組み(new Bitcoin Software and Security Effort)」なども行っている。

関連ニュース

カナダ銀行とMIT、共同で「中央銀行デジタル通貨」研究へ

ジャックドーシーやウィンクルボス兄弟が資金提供、MITメディアラボがビットコインのセキュリティに関する取り組み開始

「Crypto. com」が国際赤十字と提携、ウクライナ支援に向け

Crypto. com、「FIFAワールドカップ・カタール2022」公式スポンサーに就任

「Crypto .com Capital」、テックジャーナリストをパートナーとして採用

参考:Crypto.com
デザイン:一本寿和
images:iStocks/b14ckminus

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/17話題】交換業取扱の暗号資産105銘柄が金融商品対象に、デフコンがリミポ前代表をアドバイザーに、イオレとANAPがBTC購入など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

BNY、ステーブルコイン準備金専用マネーファンドを提供開始

米金融サービス大手バンク・オブ・ニューヨーク(BNY)が、ステーブルコイン発行者向けの準備金運用に特化したマネーマーケットファンド「バンク・オブ・ニューヨーク・ドレファス・ステーブルコイン・リザーブ・ファンド(BNY Dreyfus Stablecoin Reserves Fund:BSRXX)」を提供開始すると11月13日に発表した

ジェフリー・エプスタイン、暗号資産税制への影響力行使を模索していたか。財務省への働きかけも=報道

米国で未成年者人身売買などの罪で起訴され、2019年に収監中に死亡した金融実業家ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)氏が、2010年代後半に暗号資産(仮想通貨)政策や税制をめぐる議論に関与していたことが、米議会が公開した新たなメール群から明らかになった