【取材】歩くと稼げるSTEPN、第1四半期で利益が約33億円相当に、「GMT」バーンも予定

歩くと稼げるSTEPN、第1四半期で利益が約33億円相当に

「STEPN(ステップン)」が、NFTマーケットプレイス取引とプラットフォームロイヤリティで、2022年第1四半期で198,635.62SOL分(26,815,807.35ドル/約33億円)の利益を出したことが分かった。同社が4月2日に公式ミディアムで発表した。

「STEPN」は、NFTスニーカーを利用しウォーキングやジョギングの歩数に応じてトークンがもらえる「Move-and-Earn」プロジェクト。ブロックチェーン基盤としてはソラナ(Solana)が利用されている

ユーザーは歩くことでゲームトークン「GST(Green Satoshi Token:グリーンサトシトークン)」を稼ぐことができる。その「GST」でスニーカーステータスのレベルアップなどが行える仕組みだ。

またガバナンストークン「GMT」も発行しており、「GMT」は発行総数60億枚と決められている。ちなみに「GST」の発行枚数は無制限。「GST」はゲーム内で使用することでバーン(焼却)される。

「GMT」は現在、バイナンス(Binance)やクーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所の他、パンケーキスワップ V2(PancakeSwap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。

またSTEPNは今回の利益を活用し、エコシステムの価値を高めるためセカンダリーマーケットから「GMT」を買い戻し、総流通枚数を減らすバーンを実施する予定と発表した。

加筆:4月5日8時45分

STEPNの担当者へ取材

あたらしい経済編集部はSTEPNの担当者へ取材を行った。

−−2022年Q1をどのように振り返っていますか?

ユーザー数100万人以上、DAU10万人、利益2600万ポンドで第1四半期を終えました。とにかく、これはどんなビジネスにとっても、ましてや6ヶ月のスタートアップ企業にとって、とてつもない成功です。これはすべて私たちのコミュニティのおかげであり、私たちはこれからもエコシステムに価値を与え続けていきます。

−−またQ2の目標は具体的にどのようなものですか?

Q2には、新しい統合や新しいパートナーシップなど、多くのエキサイティングなことが予定されています。また、ユーザーの皆様に直接利益をもたらすようなプロモーションやイベントも数多く開催される予定です。STEPNに退屈な日などありませんから、どうぞご期待ください。

参考:STEPN
images:iStocks/lzf・artacet
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/25話題】バイナンス創業者CZに懲役3年が求刑、チェーンリンクの「CCIP」が一般提供開始など

米検察当局、バイナンス創業者CZに懲役3年を求刑、Samourai Walletの創設者らがマネーロンダリングの容疑などで逮捕、ワールドコイン子会社、トレジャリーから「WLD」販売で資金調達へ。ネットワーク成長支援のため、チェーンリンク、クロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」を一般提供開始、ソラミツ、ブロックチェーンアプリの運用管理基盤「磐船(IWAFUNE)」をBaaSで提供へ、HEALTHREEのガバナンストークン「GHT」、海外暗号資産取引所MEXCへ上場決定