【取材】アスター(ASTR)がオアシス(OAS)の初期バリデーターに、トークン付与キャンペーンも

アスター(ASTR)がオアシス(OAS)の初期バリデーターに

アスターネットワーク(Aster Network)が、日本発の独自ゲーム特化ブロックチェーンを開発する「オアシス(Oasys)」のパートナーチェーンおよび初期バリデーターになったことを4月1日に発表した。

バリデーターとは、ブロックチェーンネットワークに接続しチェーン上の取引が正しいかを検証する、ノード(コンピューター)またはその運営者を指す。

「オアシス(Oasys )」は「Blockchain for The Games」をコンセプトに独自のゲーム特化ブロックチェーンを開発する、今年2月8日に発足されたプロジェクトだ。

プロジェクトメンバーは、バンダイナムコ研究所の代表取締役社長である中谷始氏を含め、doublejump.tokyo 代表取締役CEO上野広伸氏、gumi 創業者/Thirdverse代表取締役CEO國光宏尚氏、セガ取締役副社長の内海州史氏やYield Guild Games 共同創業者ギャビー・ディゾン(Gabby Dizon)氏らが名を連ねる。

現在オアシスの初期バリデーターには、ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」の運営・開発を行うMCH、サードバース(Thidverse)、CryptoGames、Yield Guild Games、バンダイナムコ研究所、ネットマーブル、Com2uSがなることを表明している。

アスターネットワークは、日本人起業家の渡辺創太氏がCEOのシンガポール拠点の企業ステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)が開発するブロックチェーン。アスターネットワークは、ポルカドット(Polkadot)のパラチェーンとして昨年12月に3番目に接続が完了したプロジェクトだ。先日米ナスダック上場の大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)より資金調達したことも話題だ。

アスターネットワークは、主にDeFi(分散型金融)機能へのブリッジとブロックチェーンネットワークと「オアシス」アーキテクチャ内のレイヤー1操作の安定化に注力し、参加者にシームレスな高速、ゼロガス(手数料)料金体験を保証する予定だという。

オアシス・ファウンデーション(Oasys Foundation)は次のようにリリースでコメントしている。

「アスターと協力し、この包括的なパートナーシップを通じてエコシステムを拡大できることに興奮しています。パートナーチェーンとしてアスター・マルチチェーン・スマートコントラクト・プラットフォームは、すべてのDeFi機能をアクティブにし、それはOasys Gaming Chainのエコシステムのさらなる拡大に貢献するでしょう」

また合わせてアスターネットワークとオアシスは、オアシスのネイティブトークン「オーエーエス($OAS)」のギブアウェイ(付与)キャンペーンも発表した。

総額「1,000,000OAS」を付与するようだ。キャンペーン期間は2022年3月31日~4月15日。応募者の中から250名が抽選で選ばれて各4,000ドル相当が付与されるようだ。また当選発表と付与時期はメインネットローンチ後とのことだ。

Oasys Foundationへ取材

あたらしい経済編集部はOasys Foundationに取材を行った。

−−オアシスがアスターと連携する理由を具体的に教えてもらえますでしょうか?

ゲーミングチェーンを掲げているOasysですが、トークン・経済の循環させるための大きな役割を担うDefi機能は、ゲームエコシステムの拡大に向け必要不可欠です。そこですでに巨額なTVLを誇るAstar Networkと組むことで最短で必要な機能提供ができると考え、提携をさせていただくに至りました。

−−DeFiとゲーム機能は、具体的にどのように連携していくのでしょうか?

ゲームの経済圏の循環に必要な機能としてDefi機能を活用していくということになります。

参考:Oasys

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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