バイナンスが「Binance Bridge 2.0」発表、非上場のイーサリアム銘柄も対応

バイナンスが「Binance Bridge 2.0」発表

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が新たなトークンブリッジ機能「Binance Bridge 2.0」を3月29日発表した。

発表によるとこの機能では、イーサリアム(Ethereum)ネットワークとバイナンス独自のブロックチェーンであるBNBチェーンのネットワーク間で暗号資産のトークンブリッジができるとのこと。サードパーティーのプラットフォームやウォレットを利用せずバイナンスのアカウントから直接ブリッジができるようになることがポイントだ。

Binance Bridge 1.0ではBinance.comに上場している暗号資産のみが対象だったが、2.0ではバイナンスで取り扱いのない暗号資産もサポートするという。これによりBNBチェーンエコシステムにおけるDeFi(分散型金融)やブロックチェーンゲームなどへの参入増加が期待できるとのことだ。

なお「Binance Bridge 2.0」でBinance.comに上場していないイーサリアムベース(ERC-20規格)の暗号資産をBNBチェーンにブリッジする場合、BNBチェーンのBEP20規格のラップドトークンであるBTokenに変換する予定だという。BTokenは原資産と1対1でペッグされ、いつでも元の資産に戻すことができるとのこと。

上場している暗号資産については、Binance.comの「Funding Wallet」または「Spot Wallet」に直接送金されブリッジが完了する。非上場の暗号資産についてはバイナンスが提供するセルフカストディウォレット(SCW)に送金されるとのことだ。

発表によると今後はイーサリアム以外のブロックチェーンにも対応していくとのことだ。

関連ニュース

バイナンスが「Learn and Earn(学んで稼ぐ)」プログラム、報酬に暗号資産

バイナンス、ドバイで暗号資産取引所のライセンス取得

バイナンス、ブラジルの証券会社買収に向け覚書締結

バイナンス、決済サービスプロパイダー「Bifinity」ローンチ

バイナンスのブロックチェーン、BSCから「BNB Chain」に改名

参考:バイナンスBridge v2
デザイン:一本寿和
images:iStocks/metamorworks

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【10/11話題】メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、ユニスワップがイーサL2「Unichain」ローンチへなど(音声ニュース)

メタプラネットが今月3度目のビットコイン購入、10億円相当追加で合計保有数748.502BTCに、ユニスワップがイーサL2「Unichain」ローンチへ、OPスタック採用、米SEC、カンバーランドDRWを無登録で暗号資産取引を行ったとして提訴、ユービーアイソフト、初のweb3ゲーム今月リリースへ。オアシス(OAS)のL2採用で、タイ、投資信託やプライベートファンドによる暗号資産関連商品への投資規制緩和へ、米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、、USDCとUSDPで支払い可能に、バビロン、ステーキング上限撤廃で約14億ドル相当のビットコイン集める

米決済ストライプが「Pay with Crypto」提供開始、USDCとUSDPで支払い可能に

決済インフラ提供の米ストライプ(Stripe)が、米ドルステーブルコイン「USDC」を決済通貨として利用できる暗号資産(仮想通貨)決済機能「ペイウィズクリプト(Pay with Crypto)」を提供開始した。「USDC」を発行する米サークル(Circle Internet Financial)の共同創業者兼CEOジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が公式Xにて10月10日発表した