クラーケングローバル、Cosmos上でデータプライバシー提供の「Secret(SCRT)」上場へ

クラーケングローバルがSCRT上場へ

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)で、新たに暗号資産シークレットネットワーク:Secret Network(SCRT:シークレット)が上場することが3月30日分かった。

またクラーケンが提供するステーキングサービスにおいてもSCRTの取り扱いが発表された。最大で年利20%の報酬が得られるとのことだ。

発表によるとSCRTの入金は既に開始しており、取引は4月1日14:30(UTC:世界協定時)より開始する予定とのこと。取引ペアはUSDとEURが対応している。

対象となるサービスはクラーケン(販売所)とクラーケンプロ(取引所)、そして前述したステーキングサービスだ。先物取引と証拠金取引については対象外となるようだ。

なお日本の居住者については取引できないとのこと。

シークレットネットワークは、コスモス(Cosmos)エコシステム上に構築されたデータプライバシーを提供するプロジェクトだ。コンセンサスアルゴリズムはDelegated Proof of Stake(DPoS)を採用している。ネイティブトークンであるSCRTはステーキングによる報酬獲得の他にも、ガバナンスに投票するためにも使用される。

現在SCRTはバイナンス(Binance)やフォビグローバル(Huobi Global)、ゲート(Gate.io)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所で取り扱われている。なお時価総額は約1,063億円となる(3/30 コインマーケットキャップ調べ)。

なおクラーケンによる新規銘柄の上場発表は、3月24日のコンベックスファイナンス:Convex Finance(CVX)、フラックスシェア:Frax Share(FXS)、マルチチェーン:Multichain(MULTI:マルチ)、パワーレッジャー:Power Ledger(POWR:パワー)、プレイダップ:PlayDapp(PLA)、Quant:クオンツ(QNT)、ルービック:Rubic(RBC)、スーパーレア:SuperRare(RARE:レア)、トークマック:Tokemak(TOKE:トーク)、ロボノミクス:Robonomics(XRT)の10銘柄に続くものとなる。

関連ニュース

クラーケングローバルでCVX、FXS、MULTI、POWR、PLA、QNT、RBC、RARE、TOKE上場へ

クラーケングローバル、DFINITY「Internet Computer(ICP)」上場へ

暗号資産取引所クラーケン、ウクライナユーザーへ1000万ドル相当のビットコイン寄付へ

【取材】クラーケンジャパン、イーサリアムのステーキングサービス開始

クラーケングローバル、Kusamaパラチェーンの「Robonomics(XRT)」取り扱い開始

参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道