FTX、Terra(LUNA)とCosmos(ATOM)上場へ

FTXにLUNA、ATOM上場へ

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所FTXで、暗号資産テラ:Terra(LUNA:ルナ)とコスモス:Cosmos(ATOM:アトム)が上場することが2月28日分かった。

FTXでの新規銘柄上場は、16日に上場したユーミー:Umee(UMEE:ユーミー)に続くものとなる。

発表によると、ATOM及びLUNAの取り扱いは3月1日14時(UTC:世界協定時)より取引が開始される予定で、取引ペアは LUNA/USD、LUNA/USDT、ATOM/USD、ATOM/USDTとなっている。 

テラは、主に供給量を自動調整できるアルゴリズム型(無担保型)ステーブルコインを発行するブロックチェーン。これまでテラでは、アメリカドルと連動した「Terra USD」(UST)、韓国ウォンと連動した「Terra KRW」(KRT)、モンゴルトゥグルグと連動した「Terra MNT」(MNT)が発行されている。なおテラのネイティブトークンであるLUNAは、ガス代やステーキング、ガバナンストークンとして使用できる。

なお現在LUNAは、バイナンス(Binance)やクーコイン(KuCoin)、フォビグローバル(Huobi Global)、ゲート(Gate.io)、クラーケン(Kraken)、ジェミナイ(Gemini Green)、オーケーイーエックス(OKEx)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所の他で取り扱われている。なお時価総額は約3兆8681億円となる(3/1コインマーケットキャップ調べ)。

コスモスは、ネットワークであるIBC(Inter Blockchain Comunication)を元に、異なるブロックチェーン同士での情報のやり取りを目的としたプロジェクト。

そしてコスモスは、Cosmos Network(ネットワーク)、Cosmos Hub(ブロックチェーン)、Cosmos ATOM(ネイティブトークン)、Cosmos SDK(独自ブロックチェーン開発キット)の総称をいう。またATOMは、Cosmos Hub(Gaia:ガイア)のネイティブトークンだ。

なお現在ATOMは、バイナンス(Binance)やコインベース(Coinbase)、クーコイン(KuCoin)、クラーケン(Kraken)、フォビグローバル(Huobi Global)、ゲート(Gate.io)、オーケーイーエックス(OKEx)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所の他で取り扱われている。なお時価総額は約1兆531億円となる(3/1コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

【初心者向け解説】テラ(LUNA)とは何か?全体像を大解剖(CauchyE代表 木村優氏)

【10分解説】コスモスでステーブルコインを発行するメリットとは?(CauchyE代表 木村優氏)

【10分解説】コスモスの分散型取引所、「Gravity DEX」とは?(CauchyE代表 木村優氏)

【10分解説】コスモスとポルカドット、何が違う?(CauchyE代表 木村優氏)

【10分解説】コスモス(Cosmos)の全体像について(CauchyE代表 木村優氏) 

参考:FTX(LUNA)(ATOM)
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道