サッカーUEFAがファントークン発行へ、チリーズ「Socios .com」と提携

「Socios .com」がUEFEのグローバルライセンスパートナーに

チリーズ(Chiliz)が運営するファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオス・ドットコム)」が、欧州サッカー連盟(UEFA)とグローバルライセンスおよび地域スポンサー契約を締結したことが2月15日に分かった。

この提携によりUEFAは主要な欧州クラブ大会の公式ファントークンを「Socios.com」で発行していく予定とのこと。「Socios.com」は、UEFAチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)、UEFAヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League)、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup)の公式ファントークンパートナーと公式ラインセンスプロダクトとなるという。

また「Socios.com」は2021年から2024年の期間でUEFAチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)とUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup)の米国地域スポンサーにもなるとのこと。

発表によるとUEFAはファントークン保有者に対して、UEFAシーズンキックオフイベントへのVIPツアー、UEFA本部へのアクセス、UEFAのレジェンドとのバーチャル交流会、試合チケット、グッズ、記念品など様々な形で特典を提供する予定とのことだ。

チリーズは欧州のプロサッカーリーグの多くのチームを中心に提携を行いファントークンを発行している。既にチリーズと提携したスポーツ組織は120を超えている。

またサッカーに留まらず、北米ではNBA:バスケットボール、NHL:ホッケーのチームや総合格闘技団体のPFLとUFCとも提携している。また欧州・北米以外にもブラジルやコロンビア、ロシア、韓国、インド、アルゼンチンなどのスポーツチームと提携しており、国・ジャンルを問わず展開を進めている。

関連ニュース

チリーズ「Socios .com」、サッカーのバロンドール賞公式パートナーに

伊セリエA、チリーズ「Socios. com」と提携

チリーズ「Socios. com」のNBA提携が23チームに、新たにテニス業界とも

チリーズ「Socios. com」が米NHL12チームと提携

アリババのアントチェーンが欧州サッカー連盟と協定締結、ブロックチェーントロフィーも

参考: Socios .com
デザイン:一本寿和
images:iStock/LeoTroyanski

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した