チリーズ「Socios .com」、サッカーのバロンドール賞公式パートナーに

「Socios .com」がバロンドール賞公式パートナーに

チリーズ(Chiliz)が運営するファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオス・ドットコム)」が、サッカーの2021年バロンドール賞の公式パートナーになったことが11月26日に分かった。

バロンドールとは、1956年にフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が創設した世界年間最優秀選手に贈られる賞だ。ちなみにバロンドールの授賞式は11月29日20時30分(中央ヨーロッパ標準時)、日本時間11月30日4時30分に開催される。

「Socios.com」は授賞式で2つのフォトブースを設置する予定だ。そしてセレモニーに参加する750人のゲストが、バロンドールのトロフィーと一緒に写真を撮ったり、プラットフォームの100以上のパートナーからファントークンを獲得したりするチャンスを提供するとのことだ。

「Socios.com」の創業者兼CEOのアレクサンドル・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)氏は、発表にて次のようにコメントしている。

「サッカー界で最も権威のある個人賞の授賞式であるバロンドールと提携し、その授賞式に参加できることを嬉しく思います。ソシオス・ドットコムは、ファンの皆様とヒーローとの距離を縮めるために設立され、バロンドールはサッカー界のビッグスターが集うイベントであり、まさに完璧な組み合わせと言えます」

なお発表では、今後チリーズが2022年にアメリカにオフィスを開設する予定であることも伝えている。

チリーズは欧州のプロサッカーリーグの多くのチームを中心に提携を行いファントークンを発行しており、サッカー業界では現在27団体と提携を行っている。

またサッカーに留まらず、北米ではNBA:バスケットボール、NHL:ホッケーのチームや総合格闘技団体のPFLとUFCとも提携しており、韓国やインド、南米のスポーツチームとの提携など国・ジャンルを問わず展開を進めている。

またチリーズは、9月に暗号資産取引所を運営するFTXとの提携を発表している。

参考:ソシオス・ドットコム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet・XiXinXing

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した

ステートストリートとギャラクシー、ペイパル「PYUSD」対応のトークン化流動性ファンドを来年提供へ

米金融大手ステート・ストリート(State Street)の資産運用部門であるステート・ストリート・インベストメント・マネジメント(State Street Investment Management)とギャラクシー・アセット・マネジメント(Galaxy Asset Management)が、共同でトークン化されたプライベート流動性ファンドのローンチを計画していると12月10日に発表した

コインベース、ラップド資産のブリッジ基盤にチェーンリンクの「CCIP」採用

米国上場の暗号資産(仮想通貨)企業コインベース(Coinbase)が、同社発行のラップド資産「コインベース・ラップド・アセット(Coinbase Wrapped Assets)」のブリッジ基盤として、チェーンリンク(Chainlink)のクロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」を採用したと12月11日に発表した