日本円ステーブルコイン「JPYC」、企業システムとノーコードで連携可能に。「ASTERIA Warp」で

JPYCが「ASTERIA Warp」との連携アダプター提供開始

日本円連動ステーブルコイン「JPYC(JPYCoin)」が企業システムとノーコードで連携可能になった。ISIソフトウェアー開発の「ASTERIA Ethereum アダプター」に「JPYC」との連携機能が追加され実現した。

「ASTERIA Ethereum アダプター」は、アステリア提供の異なるシステム同士をプログラミングなしでデータ連携できる基盤システム「ASTERIA Warp(アステリアワープ)」とブロックチェーン基盤Ethereum上のERC20トークンを接続するソリューション。

「ASTERIA Ethereum アダプター」を利用することで、イーサリアムと企業内システム等をノンプログラミングで連携することが可能となる。これによりアプリケーション開発はブロックチェーン特有の開発手法を意識する必要がなく、導入に必要な時間を大幅に短縮できる。

今回、「ASTERIA Ethereum アダプター」のERC20規格に「JPYC」との連携機能が追加されることで、「JPYC」を企業で活用することや日本円ステーブルコインの社会実装の推進が期待できるとのこと。

「ASTERIA Ethereumアダプター」の販売価格については、通常ライセンスモデルは1ライセンス30万円(税別、保守サポート費用は対象正価の15%(年額)初年度より別途必要)で、サブスクリプションモデルは1ライセンス月15,000円(税別)となっている。

「JPYC」はブロックチェーン技術(ERC20)を活用し、1JPYC = 1円で常に購入・使用できる通貨建資産であり、資金決済法上の自家型前払式支払手段となっている。なお「JPYC」は暗号資産(仮想通貨)に該当しないとのことだ。

関連ニュース

明治安田生命がアステリアのブロックチェーンを活用した株主総会ソリューションを採用

日本円ステーブルコイン「JPYC」の直接現金化が可能に、PPRPが「買取所α版」リリース

【取材】日本円ステーブルコインJPYC、USDCのサークルらから5億円資金調達

JPYC、日本資金決済業協会に入会

日本円ステーブルコイン「JPYC」、その魅力とは?(ゲスト:JPYC株式会社CEO岡部典孝氏)氏

デザイン:一本寿和
images:iStocks/b14ckminus

この記事の著者・インタビューイ

呉心怡

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

「あたらしい経済」編集部
中国・浙江省出身の留学生。東京女子大学 人文学科に在学中。
文章を書くことが好き。中国語、英語、日本語の3か国語を話す。あたらしい経済では持ち前の語学力を活かし、ニュース記事を執筆。ブロックチェーンや経済分野については勉強中。

合わせて読みたい記事

【9/22話題】韓国釜山市がブロックチェーンシティ目指し本格始動、バイナンスが欧州でステーブルコイン上場廃止を視野など

韓国釜山市が「ブロックチェーンシティ」目指し本格始動、約110億規模のファンド設立も、バイナンス、MiCA準拠のためにステーブルコイン上場廃止を視野に、アスター(ASTR)、韓国大手bithumbに上場、ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「Wormhole」、「USDC」の「クロスチェーン転送プロトコル」統合

ブリッジプロトコル「ワームホール(Wormhole)」提供の「ワームホールコネクト(Wormhole Connect)」が、米ドルステーブルコイン「USDC」をブロックチェーン間で転送する「クロスチェーン転送プロトコル(Cross-Chain Transfer Protocol:CCTP)」と統合したことが9月20日に発表された

【9/21話題】コナミのPROJECT ZIRCONとNFTマーケットプレイス「リセラ」、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場など

コナミ、初のweb3プロジェクト「PROJECT ZIRCON」とNFTマーケットプレイス「リセラ」発表、国内初、コインチェックにイミュータブル(IMX)上場。エイプコイン(APE)とアクシーインフィニティ(AXS)も、PayPalのモバイル決済アプリ「Venmo」、同社発行のステーブルコイン「PYUSD」を利用開始、ハッシュキーDXがIOSTのノードパートナーに参加、企業向けWeb3サービス開発支援で協力も、Polkadotエコシステムのコミュニティ「PolkaWorld」、資金提供を拒否され運営停止へ