マイクロストラテジーが約28.7億円分のビットコイン追加購入、今年初の報告

マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入

企業としてビットコインの購入を積極的に進めている米ナスダック上場企業マイクロストラテジー(MicroStrategy)が、新たにビットコイン660BTCを追加購入したことが2月1日分かった。

同社がビットコインの追加購入を最後に報告したのは昨年12月9日で、今回の追加購入報告は今年に入り初となる。

マイクロストラテジーの報告によると、今回の追加購入は昨年12月30日から今年の1月31日までの間に660BTCを2,500万ドル(約28.7億円)で購入したとのこと。1BTCあたりの平均取得価格は約37,865ドル(約434万円)になるとのことだ。

また今回の追加購入により、マイクロストラテジーが保有するビットコインは合計で125,051BTCとなった。またこれらの合計購入価格は37.8億ドル(約4,345億円)で1BTCあたりの平均取得価格は手数料・経費を含め約30,200ドル(約346万円)とのことだ。

マイクロストラテジーは2020年8月より、米国上場企業としてはいち早くビットコインの購入を進めている企業だ。

購入資金回収の為に社債の発行も行っており、投資への積極的な姿勢も見られる。

同社のCEOであるマイケル・セイラ―(Michael Saylor)氏は以前にビットコインへの投資の経緯として「当初は公債の購入を予定していたが新型コロナウィルス感染症の影響で金融緩和が行われたことにより、マイクロストラテジーは他の投資先の検討を始めた。株式や不動産、貴金属など検討を行ったがビットコインと比較した際にはリターンは不十分であった」と説明をしている。

関連ニュース

マイクロストラテジー、約94億円分ビットコイン追加購入。合計保有数122,478BTCに

マイクロストラテジー、267億円相当のビットコイン追加購入

米マイクロストラテジーCEOセイラー氏「10年間でビットコインは上昇しているだけ」

取締役の報酬をビットコインで支払いへ、米マイクロストラテジー発表

【試聴】ビットコインを巡る企業の動き、マイクロストラテジーの戦略やコインベース上場分析/bitFlyer Blockchain 金光碧 インタビュー(Amazon Audible特別番組)

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Vit_Mar・LongQuattro

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

AI活用で暗号資産詐欺が2024年に過去最高を記録か=チェイナリシス

「豚の食肉解体(pig butchering)」と呼ばれるロマンス詐欺の増加と生成型人工知能(Generative AI)の利用拡大により、2024年の暗号資産(仮想通貨)詐欺による収益は過去最高を記録する可能性が高いと、米ブロックチェーン分析企業チェイナリシス(Chainalysis)が発表した

米コインベースとF1のアストンマーティンが提携、「USDC」で契約金を全額支払へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)と、英自動車メーカーのアストンマーティン(Aston Martin)のF1(フォーミュラワン)チーム「アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チーム(Aston Martin Aramco Formula One Team)」が、複数年にわたるグローバルブランドパートナーシップを締結した。両社が2月14日に発表している