「あまおう」輸出をブロックチェーンで、chaintopeらのトレーサビリティ実証成功

「あまおう」輸出をブロックチェーンで、chaintopeらのトレーサビリティ実証成功

chaintopeと九州農産物通商が、福岡県のブランドいちご「あまおう」の台湾向け輸出トレーサビリティ実証に成功したことを1月20日に発表した。

両社は昨年9月にも八女市産巨峰及び川崎町産シャインマスカットを対象にトレーサビリティ実証を行なっていた。

なお本実証ではchaintopeが開発するエンタープライズ向けのブロックチェーン「タピルス(Tapyrus)」が利用されている。そして対象となった「あまおう」はJA粕屋産のものとのことだ。

本実証のプロセスは次の通り。JA粕屋の出荷担当者がスマホアプリを利用し、産地や出荷日時などの情報を記録、そして九州農産物通商がその情報を記録した「あまおう」を台湾の店舗へ輸出、そして台湾の店舗「SOGO台北忠孝店」を訪れた顧客が「あまおう」のパッケージに貼り付けたQRコードを通じて産地情報を確認するというプロセスだ。

またchaintopeは今回活用したシステムをトレーサビリティAPIとして開発・提供しており、農協や貿易会社、地方自治体、農家などにサービス提供していく狙いがある。

なお今回、両社はトレーサビリティシステムを通して「あまおう」を購入した顧客にアンケートを回答してもらっている。回答者は56名で、「トレーサビリティ付の商品に価値があると思いますか?」という質問に対し「とても同意が64.3%、同意が28.6%、中立が7.1%」という結果になっている。またアンケートの結果によれば、トレーサビリティ付の商品に最も価値を感じるのは「食品の安全性」という結果になっている。

今回の実証に携わったchaintopeは福岡県飯塚市に拠点を置くブロックチェーン関連の開発企業だ。昨年11月に福岡県及び、福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議、福岡県飯塚市は「福岡県ブロックチェーンフォーラム」を開催し、「飯塚市ブロックチェーン推進宣言」の発出と、FBA(Fukuoka Blockchain Alliance/フクオカ・ブロックチェーン・アライアンス)の設立が発表した。

chaintopeの代表取締役CEOの正田英樹氏はFBAのボードメンバーでもあり、今回の実証の取り組みの「飯塚市ブロックチェーン推進宣言」の一環として実施されたものだ。

参考:chaintope
デザイン:一本寿和
images:iStocks/5second・sumkinna

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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