アバランチ(AVAX)、FTXに上場

FTXにAVAX上場

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所FTXが、新たに暗号資産アバランチ:Avalanche (AVAX)の上場を12月10日発表した。

FTXでのAVAXの取り扱いは12月11日の午前0:00(UTC:世界協定時)以降に開始する予定で、取引ペアはAVAX-USD, AVAX-USDT, AVAX-BTCとなっている。AVAXの入金と引き出しについては、既に可能となっている。

なお今回のAVAX取り扱いはアバランチのデフォルトのスマートコントラクトチェーンであるContract Chain(C-Chain)のAVAXトークンのみとなっており、Platform Chain(P-Chain)とExchange Chain(X-Chain)のトークンには対応していないとのことだ。

アバランチとは

アバランチはAva Labs(アバラボ)開発のブロックチェーンだ。DeFi環境の構築やツール開発が行えるプラットフォームで、2020年9月にメインネットをローンチして以降、アバランチ上にはTether、SushiSwap、Chainlink、Circle、The Graphなどの主要なDeFiプロジェクトを含む270以上の分散型金融(DeFi)プロトコルが存在している。

アバランチでは異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つマルチチェーンフレームワークを採用し、重要機能の役割を分担している。そのため前述したContract Chain(C-Chain)、Platform Chain(P-Chain)、Exchange Chain(X-Chain)が存在している。なおAVAXはアバランチのネイティブトークンとなる。

現在AVAXは、バイナンス(Binance)やCoinbase(コインベース)、クーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、フォビグローバル(Huobi Global)などの暗号資産取引所で取り扱われている。なお時価総額は約2.4兆円となる(12/10コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

暗号資産取引所「FTX」、利用制限の対象国に日本を追加

FTX、不動産を暗号資産で購入する機会提供。マイアミ市で開始

FTX、暗号資産トレーディング・プラットフォーム規制に関する10原則を発表

参考:FTX
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した

ステートストリートとギャラクシー、ペイパル「PYUSD」対応のトークン化流動性ファンドを来年提供へ

米金融大手ステート・ストリート(State Street)の資産運用部門であるステート・ストリート・インベストメント・マネジメント(State Street Investment Management)とギャラクシー・アセット・マネジメント(Galaxy Asset Management)が、共同でトークン化されたプライベート流動性ファンドのローンチを計画していると12月10日に発表した