Messari、DAOのアグリゲーターツール提供開始

Messari、DAOのアグリゲーターツール提供開始

暗号資産関連のリサーチファームであるメッサリ(Messari)が、DAO(自律分散型組織)のガバナンスアグリゲーターツール「Messari Governor」を12月8日にリリースした。

「Messari Governor」には、ユーザーがDAOの重要な提案や投票を見逃すことがないようにし、各提案に関する追加のコンテキストや分析を提供する機能があるとのこと。現在、DAOで課題となっているガバナンスプロセスの複雑さを取り除いていく狙いがあるという。

「Messari Governor」の具体的な機能として「提案内容の追跡、意思決定プロセスの可視化、投票と委託」がある。またユーザーはメタマスクやコインベースウォレットと連携することで、DAOへの投票が簡単にできるようになるとのことだ。

そして「Messari Governor」は初めにUniswap、SushiSwap、Compound、OlympusDAO、The Graphなど30以上のプロトコルとコミュニティをサポートするとのことだ。

また2022年には財務分析やガバナンスイベントのカレンダー機能なども提供する予定だという。

最近では、現存するアメリカ合衆国憲法のコピーを購入するために参加者が協力する「ConstitutionDAO」が話題になった。Web3.0がキートピックになっている今、DAOには注目が集まっている。

参考:メッサリ(Messari)
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Alexey-Brin・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる