イーサリアムのレイヤー2開発StarkWareが57億円調達、評価額は2,300億円

StarkWareが57億円調達、評価額は2,300億円

イーサリアムのレイヤー2を開発するスタークウェアー(StarkWare)が約57億円(5000万ドル)を資金調達したことが11月16日に分かった。

なお現在の企業評価額は約2,300億円(20億ドル)とのことだ。この資金調達をリードしたのはセコイア・キャピタル(Sequoia Capital)。

スタークウェアーはロールアップ技術を用いてイーサリアムのスケーリングプロダクトを構築するスタートアップだ。ロールアップ技術は現在イーサリアムのトランザクション手数料や速度の課題を解決するものとして、注目されている。

ロールアップ技術を使えば、イーサリアムのトランザクションをオフチェーンで実行することができるようになる。

またトランザクションデータのみをオンチェーンで保存することで、ネットワークの混雑を緩和し速度を向上させ、手数料(Gas Fee)を削減することができるようになる。

ちなみに、スタークウェアーはゼロ知識証明技術活用の「ZK-Rollup」を利用している。

なおNFT市場向けにスケーリングソリューションを提供しているImmutable Xはスタークウェアーのプロダクトを活用している。例えば10月にImmutable XはTikTokが発行するNFTをサポートすることで話題になった。

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother・artacet

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した