チリーズ「Socios. com」が新たにNBA2チームと提携、またアルゼンチンサッカーチームのファントークン発行も

Socios. comが新たにNBAの2チームと提携

ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を運営するチリーズ(Chiliz)が、新たにNBA加盟の2チームと提携することが分かった。

今回「Socios.com」との提携を発表したNBAチームは、インディアナ・ペイサーズおよびブルックリン・ネッツだ。両チームともにファントークンの発行については今回の発表では触れられていなかった。

「Socios.com」の公式Twitterによると、今回の提携によりNBA加盟の団体は全30チーム中19チーム目となったとのこと。なおチリーズはNBAチームのシャーロット・ホーネッツとの提携を9月27日に発表したばかりだった。

アルゼンチンサッカーのラシンのファントークン発行も

またチリーズは、アルゼンチンのプロサッカークラブであるラシン・クラブが「Socios.com」で公式ファントークン「$RACING」を発行することも10月7日に発表している。発行日時などの詳細については数週間以内に公開するとのことだ。

「Socios.com」とは

「Socios.com」はチリーズのブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォームだ。

ファントークンを発行することでスポーツチームは資金調達でき、またファンはファントークンを購入することでチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。この仕組みにより、チームとファンに新たなエンゲージメントを生み出すことが期待されている。

チリーズは欧州のプロサッカーリーグの多くのチームを中心に提携を行いファントークンを発行している。最近ではブラジル、アルゼンチン、韓国のサッカークラブとの提携も行っている。今年5月にはアルゼンチンサッカー協会と提携し、アルゼンチン代表公式ファントークン「$ARG」を発行している。トークン発行は男女両チームともに行われた。

またアルゼンチンサッカー協会との提携により、アルゼンチンのサッカー1部リーグであるプリメーラ・ディビシオン(Primera Division)の名称がトルネオソシオスドットコム(Torneo Socios.com)にリブランドされている。

チリーズは現在サッカーに留まらずNHL:ホッケー、NBA:バスケットボールのチームや総合格闘技団体のPFLとUFCなどとも提携しており、国・ジャンルを問わず展開を進めている。

参考:インディアナ・ペイサーズブルックリン・ネッツラシン・クラブ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【2/13話題】オリコらがUSDC対応の国際ブランドカード発行へ、ステーキング報酬を日本円で受け取れるサービスなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

SEC、暗号資産企業に対する訴訟案件を精査。ミームコイン規制の権限についても言及=報道

米国証券取引委員会(SEC)のコミッショナーであり「Crypto Mom(クリプトママ)」として知られるヘスター・ピアース(Hester Peirce)氏によれば、SECはデジタル資産の規制について新たな方針を策定中であり、暗号資産(仮想通貨)企業に対する訴訟案件を精査しているという