NFTゲームのユニコーン企業ダッパーラボ、東京ゲームショウに「Flow」や「クリプトキティーズ」出展

Flowブロックチェーン、「東京ゲームショウ2021」に出展

NFTブームを牽引するカナダ拠点のブロックチェーン企業ダッパーラボ(Dapper Labs)が「東京ゲームショウ2021」に出展することが9月29日分かった。

「東京ゲームショウ2021」はオンラインにて9月30日から10月3日まで開催される国内最大規模のゲームイベントだ。出展企業・団体数は351社で、うち海外企業の出展は国内の160社を上回る191社となっている。

発表によると、今回ダッパーラボはゲームショウに独自パブリックブロックチェーン「Flow」および「Flow」上に構築されたバーチャルネコを育成するゲーム「クリプトキティーズ(CryptoKitties)」の出展を行うとのことだ。

クリプトキティーズはデジタルな猫(キティ)の情報をNFTで表現し、ブロックチェーンに記録しながら、交配、トレードなどを行うゲーム。まだブロックチェーンやNFTを活用したゲームが少なかった2017年に公開された、いわば初代NFTゲームだ。

そして展示される「Flow」は、同社が開発している新世代のゲーム、アプリ、そしてそれらを動かすデジタルアセットの基盤として設計されたパブリック・ブロックチェーン。そもそもダッパーラボは、クリプトキティーズなどをはじめはイーサリアム上で開発していた経緯がある。しかしイーサリアムのスケーラビリティやガス代(取引手数料)高騰などの課題を感じ、その課題解決のために同社が開発したブロックチェーンが「Flow」だ。

現在「Flow」では人気NFTトレーディングカードゲーム「NBA Top Shot」をはじめ、多くのゲームで基盤として利用されるようになってきている。

またダッパーラボはワーナー・ミュージックやUbisoft、総合格闘技のUFCなど多くのエンターテインメント企業との提携も行っており、UFCとコラボしたゲームを「Flow」上に構築し、近日中に公開する予定となっている。さらに9月28日には米NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)と提携し、NFTマーケットプレイスのリリース準備を進めていることも報じられている。

デザイン:一本寿和
images:iStocks/ivanmollov

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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