コンセンサスベイスがメタバース3Dアバター特化NFTプラットフォーム開発、ソフトバンクも協力

コンセンサスベイス、NFTプラットフォーム「AvatarSystem(仮)」クローズドベータ版開発

コンセンサス・ベイス株式会社が、NFT売買プラットフォーム「AvatarSystem(仮)」のクローズドベータ版を開発したことを9月21日発表した。 なお「AvatarSystem(仮)」はブロックチェーンを活用したメタバースにおける3Dアバターに特化したNFTプラットフォームとなるようだ。

コンセンサス・ベイスは「AvatarSystem(仮)」について『VR/AR、ゲーム、SNS、マーケット、ウォレットなどの異なるアプリケーションや異なるブロックチェーンを跨いで、NFTの世界をつなげることで「トークンエコシステム」を構築し、3DアバターのNFTに経済的価値を創造することで、メタバース上で独自の経済圏が築かれることを促す』と説明をしている。

今回発表されたクローズドベータ版では、3Dアバターのアップロード (VRM/fbx形式)、販売・購入の他、メタバースへのVRM/fbx形式のアバターのアップロード、イーサリアム(Ethereum)のテスト用ネットワークである「ropstenネットワーク」へのNFT(ERC721規格)の出庫、2次流通時の権利者への利益分配が可能であるとのこと。

またイーサリアムネットワークに配置されたスマートコントラクトであれば、「3Dアバターの権利をNFTとして管理すること」や「3DアバターNFTのユーザー間での売買」、「ユーザー間でアセットの取引時にアセットのクリエイターに対しても利益の一部を分配(EIP-2981)」が可能であるとのことだ。

さらにLINE Blockchain、Paypal決済、多言語表示にも対応しているとのことだ。

なお「AvatarSystem(仮)」のクローズドベータ版の著作権・ロイヤリティ管理のコントラクトの開発においては、ソフトバンク株式会社が協力しているとのこと。

両社は2018年にMR空間におけるブロックチェーンを使った送金の実装の実証実験や開発で協力した他、2020年7月からブロックチェーンを用いた3DアバターのNFTによる著作権・ロイヤリティ管理等の権利管理の実証実験や開発を共に行っていた。

コンセンサス・ベイスは今後、企業向けに「AvatarSystem(仮)」のクローズドなサイトを提供し、その他、システム提供や技術提供による開発支援などをおこなっていく予定としている。

参考:コンセンサスベイス

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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