バイナンスUSがIPO検討、CZ氏発言

バイナンスUSがIPO検討、CZ氏発言

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のCEOであるCZ(Changpeng Zhao)氏が、米国にて運営しているバイナンスUS(Binance US)がIPO(新規株式公開)の検討をしていると7月23日発言した。

このことはタイのサイアム商業銀行のベンチャー部門であるSCB10X主催のオンラインイベント「RedefineTomorrow」の「Binance & Future of CeFi VS DeFi」に登壇した際にて述べた内容だ。

CZ氏によると現在、暗号資産業界は比較的厳しく規制されているとし、それによりバイナンスがテクノロジーの新興企業から金融サービス企業へ大きな転換を行わなければならないと意見を述べている。

またCZ氏は現在バイナンスがコンプライアンスへの取り組みも強化していることも明かしている。

バイナンスは先月から各国の規制当局よりライセンスを受けていない暗号資産取引所であることの指摘や、これにより一部銀行からの送金停止の措置なども取られている。

このような状況からCZ氏はバイナンスが規制当局での職務経験があるコンプライアンス担当者を多く雇用していると説明している。

デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【6/7話題】米SECがコインベース提訴、SECゲンスラー委員長が「暗号資産は必要ない」と発言など(音声ニュース)

米SECがコインベースを提訴、バイナンス提訴の翌日に、米コインベースが規制枠組み推進の草案を支持、「米国は遅れを取っている」、米SECゲンスラー委員長、「暗号資産は必要ない」との考え明かす、米SEC、バイナンスUS関連の資産凍結を裁判所へ緊急要請、米ロビンフッド、SEC証券指摘の暗号資産を上場廃止検討か=報道、USDCの米サークル、シンガポールで大手決済機関ライセンス取得、SBI出資の英ゾディアカストディ、機関顧客にイーサ(ETH)ステーキング提供へ。ソフトバンク出資ブロックデーモンと、野村證券らのコマイヌ、海外大手の暗号資産取引所「OKX」がカストディアンに採用、Cboe Clear Digital、ビットコインとイーサの証拠金先物取引を提供へ。CFTC認可で、オーケーコインジャパン、ジリカ(ZIL)のステーキングサービス提供へ

Sponsored