コンコーディウムが開発者助成金プログラム発表

コンコーディウムが開発者助成金プログラム発表

スイスのツーク拠点のコンコーディウム(Concordium)がグローバルな開発者を対象とした助成金プログラム「フリー&オープン・グランツ・プログラム(Free & Open Grants Programme)」 を7月20日に発表した。プログラムでは開発者へ最大約220万円(20,000ドル)、フォローアップ助成金として約820万円(75,000ドル)を提供される。

このプログラムは、コンコーディウムやRust言語のエコシステムに貢献したいと考えている開発者や技術プロジェクトを対象としている。また助成金はGitHub上で透明性をもって追跡され、ユーロ、米ドル、コンコーディウムの暗号資産であるGTUで支給されるとのことだ。

Concordium CTOのトーベン・プライズ・ペデルセン(Torben Pryds Pedersen)氏はリリースで次のようにコメントしている。 「良い科学はすべて共同作業です。オープンで分散型のプロジェクトであるConcordium のビジョンは、開発者や科学コミュニティに還元するという互恵主義に基づいています。

まず、オーフス大学にConcordiumブロックチェーン・リサーチ・センターを設立し、次にDevX Initiativeを発表しました。そして今回の助成プログラムでは、ブロックチェーンとテクノロジー全般の背後にある科学と開発をサポートし、強化していきます。

また必要性は緊急です。なぜなら行動を起こさなければ、技術の広範な採用を遅らせるリスクがあり、企業や消費者がブロックチェーンや暗号通貨が提供する可能性の恩恵を受けられなくなるからです」

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/25話題】バイナンス創業者CZに懲役3年が求刑、チェーンリンクの「CCIP」が一般提供開始など

米検察当局、バイナンス創業者CZに懲役3年を求刑、Samourai Walletの創設者らがマネーロンダリングの容疑などで逮捕、ワールドコイン子会社、トレジャリーから「WLD」販売で資金調達へ。ネットワーク成長支援のため、チェーンリンク、クロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」を一般提供開始、ソラミツ、ブロックチェーンアプリの運用管理基盤「磐船(IWAFUNE)」をBaaSで提供へ、HEALTHREEのガバナンストークン「GHT」、海外暗号資産取引所MEXCへ上場決定