NFTマーケットプレイスOpenSea、a16zやShopify創業者らから約110億円調達しユニコーン企業へ

NFTマーケットプレイスOpenSea、a16zやShopify創業者らから約110億円調達しユニコーン企業へ

NFTマーケットプレイスのオープンシー(OpenSea)がアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)が主導するシリーズBラウンドで約110億円(1億ドル)を調達したことを7月20日に発表した。この資金調達により、オープンシーの企業価値は約1,600億円(15億ドル)となり、ユニコーン企業になった。

a16zをリードとして、参加した投資家はヘッジファンドCoatue、Eventbrite会長のMichael Ovitz,、Kevin Hartz、Figma CEOのDylan Field、NBA選手のKevin Durant、俳優のAshton Kutcher、Shopify CEOのTobi Lutkeなどだ。

なおリリースでは、今後のオープンシーの動向について「OpenSeaの当面のミッションは、NFTのための最良のマーケットプレイスを構築することであり、今日、最大かつ最も強力なNFTマーケットプレイスであり続けていることを誇りに思っています。

しかし、私たちのより広範なミッションは、あらゆる種類のデジタルアセットを真に所有可能で自由に交換可能な形に変換することを可能にするシステムと標準の構築を支援することです。言い換えれば、OpenSeaのより広範なミッションは、インターネットを情報伝達マシンから価値伝達マシンに変えることです」と説明されている。

参考:オープンシー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/NaokiKim・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した