ブラックロックCEO「現在、長期投資家による暗号資産への需要はほとんどない」

ブラックロックCEO「現在、長期投資家による暗号資産への需要はほとんどない」

世界最大規模の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)のCEOであるラリー・フィンク(Larry Fink)氏が14日のCNBCの番組であるスクワークボックス(Squawk Box)内でインタビューに応じ、長期投資家による暗号資産への需要がほとんどなくなっていることを明らかにした。

インタビューにてフィンク氏は、ここ数週間で長期投資家から暗号資産に関する問い合わせが減少したことを受けて「それは長期投資家の焦点ではありません。暗号資産に対する需要がほとんどなくなっています」と述べた。

また、一般の投資家がリスクの高い資産の短期投資に集中していることに関しては「もし金融リテラシーを向上させることができれば、より多くの人々が、市場や浮き沈みを推測するだけでなく、それを長期的な投資につなげることに集中できるようになるでしょう」と述べている。

ブラックロックは今年3月にシカゴ・マーカンタイル取引所のビットコイン先物に投資していたことが明らかになっている。

またブラックロックの最高投資責任者であるリック・リーダー(Rick Rieder)氏は今年2月17日にCNBCの番組にて同社がビットコイン投資への参入を検討していることを明らかにしていた。

参考:Squawk Box
デザイン:一本寿和
images:iStocks/M-A-U

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

【4/18話題】NTTデータとセキュリタイズJPのデジタル証券プラットフォーム、a16zがLayerZeroのZROを取得など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

a16z、登録投資顧問に対する「暗号資産カストディ規則」見直し提言

米大手ベンチャーキャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツ(Andreessen Horowitz:a16z)は、登録投資顧問(Registered Investment Adviser:RIA)が暗号資産(仮想通貨)を直接カストディ(自己保管)できるようにするため、米証券取引委員会(SEC)に対してカストディ・ルールの見直しを求める書簡を、4月9日に提出した

香港SFC、ChinaAMCの「イーサリアム現物ETF」にステーキング機能承認

香港証券先物委員会(SFC)が、中国資産運用会社チャイナアセットマネジメント(ChinaAMC)が運用する暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)について、ステーキング機能の提供を承認した。ステーキング業務を担う暗号資産取引所OSLデジタル証券(OSL)が4月16日に発表した