暗号資産ウォレットのファントム、a16zやソラナらから約10億円調達

暗号資産ウォレットのファントム、a16zなどから約10億円を調達

暗号資産ウォレットの開発を行うファントム・テクノロジーズ(Phantom Technologies)がアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)などから900万ドル(約10億円)を調達したことを14日に発表した。

今回の資金調達はシリーズAの投資ラウンドとなっており、a16zの他にジャンプ・キャピタル(Jump Capital)、ディファイ・アライアンス(DeFi Alliance)、ソラナ・ファウンデーション(Solana Foundation)などが参加したとのことだ。

ファントムが開発を進める同名の暗号資産ウォレットはソラナ上の資産を取り扱うことを目的として設計されたウォレットとなっている。同社は今回投入された資本を活用してウォレット内ステーキングやウォレット内スワップといった利便性を向上させる機能の追加と、イーサリアムとイーサリアムベースのサイドチェーンのサポートの提供を行う予定とのことだ。

a16zのクリプト投資部門のアリアナ・シンプソン(Arianna Simpson)氏はTwitterにて「a16zがファントムの資金調達ラウンドを主導したことを嬉しく思います。(中略)

ブロックチェーンの数が増え、ますますクロスチェーンの世界に移行するにつれて、複数のチェーンのサポートが必須になりつつあります。ファントムは、ソラナエコシステムのすべての主要なdAppをサポートすることから始めており、イーサリアムへの適用の計画もあります」と述べている。

参考:Phantom
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Evgeny-Gromov・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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