ステイクの紫電(Shiden)が、ポルカドット試験的ネットワーク「Kusama」へ接続し、メインネットローンチ

ステイクの紫電(Shiden)が、ポルカッドット試験的ネットワーク「Kusama」へ接続し、メインネットローンチ

ステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)の開発するパブリックブロックチェーン「紫電ネットワーク(Shiden Network」がポルカドット(Polkadot)の試験的ネットワークとして利用されるクサマネットワーク(Kusama Network)に世界3番目に接続を成功したことを7月7日に発表した。また紫電ネットワークがメインネットへローンチしたことも発表された。

クサマネットワークに接続するためには、同ネットワーク上で開催されるオークションに勝利する必要があり、紫電ネットワークは3番手で勝利した。実績として4週間で約33億円相当のKSM(クサマネットワークのネイティブトークン)を集めた。

紫電ネットワークとは日本発のパブリックブロックチェーンであるアスターネットワーク(旧Plasm)とほぼ同じコードベースを使用して構築されており、ポルカドットの10分の1規模の試験的なネットワークであるクサマネットワークに接続することを目的に作られたブロックチェーンだ。

そして紫電ネットワークはクサマネットワークにおいてイーサリアム(Ethereum)やウェブアッセンブリー(WebAssembly)ベースのスマートコントラクトをサポートした分散アプリケーションのハブとなることを目指している。ちなみにポルカドットやクサマネットワークはスマートコントラクトを搭載していない。

今後週数間で紫電ネットワークのアップデートを行いパブリックブロックチェーンに必要な機能を随時追加していくとのこと。第一段階では主にクサマオークション参加者へのリワードの配布スクリプトの実装。第二段階ではネットワークの安定化とトランザクション、スマートコントラクト機能の追加。第三段階では異なるブロックチェーン間でトークンおよびデータの送受信を行うとのことだ。

参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/24話題】香港でビットコインとイーサの現物ETFが月末から取引開始か、メタプラネットが2億円分BTC追加購入へ

香港、ビットコインとイーサリアムの現物ETFを4/30から取引開始か=報道、東証スタンダード上場メタプラネット、ビットコインを2億円分追加購入へ、ソラナのDEX「Jupiter」がモバイル版公開へ、Ultimate Wallet買収で、コインベースの米国外取引所、WIFおよびPEPEを無期限先物取引で取扱いへ、ビットコインL2「スタックス(STX)」、アップグレード「ナカモト」開始、PayPal、環境配慮の「ビットコインマイナー向けインセンティブプログラム」提案、NPOのEnergyWebらと協力で、米リップルラボ、SEC要求の約20億ドルの罰金に異議申し立て、SBI、Web3領域を中心としたコミュニティ「Bto3」創設、イーサリアム「edcon2024 TOKYO」、チケットが無料に