英デジタル資産カストディのコッパー、約55億円の資金調達

英デジタル資産カストディのコッパー、約55億円の資金調達

イギリスのデジタル資産カストディ企業コッパー(Copper)が約55億円(5,000万ドル)シリーズB資金調達ラウンドを行ったことを発表した。

今回の投資ラウンドは、B2Bソフトウェアの主要投資家であるDawn CapitalとCopperのシリーズAラウンドを主導したTarget Globalが共同で主導した。またこのラウンドには、エンタープライズ・フィンテック専門のVCであるIlluminate Financial Management、コッパーの既存の投資家であるLocalGlobeとMMC Ventures、さらには業界で有名なフィンテック企業の経営者や起業家が戦略的エンジェルとして参加したとのことだ。今回のラウンドは、2020年2月に実施したシリーズAの資金調達に続くもので、これまでの累計調達額は約65億円(6,000万ドル)となった。

調達資金は、米国とアジアを中心とした海外での活動を拡大するためのもので、少なくとも2つの新しい地域オフィスを開設する予定のようだ。またコッパーは戦略、運営、事業開発の各部門で注目の人材を採用し、2021年末までに従業員数を3倍に増やす予定で、新たなプロダクトの開発にも注力していくとのこと。

ちなみにコッパーの預り資産は2020年第3四半期以降、40倍以上に増加したようだ。また現在200以上の顧客にサービスを提供しているとのこと。

コッパーCEOのドミトリー・トカレフ(Dmitry Tokarev)氏は「コッパーは過去12ヶ月で驚異的な成長を遂げました。今回の資金調達が成功したのは、才能ある成長中のチームの努力の賜物であると感謝しています。また投資家の皆様にも感謝しています。皆様は、Copperを引き続き支援してくださり、ClearLoop をデジタル資産のクリアリングとカストディの中心的存在にするための野心的な計画を世界規模で展開しています。投資家の皆様のご支援と、強力な顧客基盤からの継続的なサポートは、私たちが構築しているビジネスの質の高さを証明しています。そしてデジタル資産を所有することへの関心が急激に高まっているのは周知の事実で、ビットコインをはじめ、イーサリアムやリップルなどのレイヤー1プロトコルに機関投資家が殺到していることからも明らかです。コッパーは次の成長段階に入っても、市場に対応し、投資家が必要とするサービスを提供し、デジタル資産のセキュリティ、取引、クリアリングの基準を全体的に高めていきます」とコメントしている。

Dawn Capitalのゼネラルパートナーのジョシュ・ベル(Josh Bell)氏は「ここ数年、機関投資家によるデジタル資産への投資が盛んに行われていることから、当社ではわずか3年前にCopper社が市場に参入して以来、その動向を追っていました。伝統的な資産運用だけでなく、デジタル資産の運用にも精通し、この2つの世界をどのように融合させて、投資家の要求を真に満たす機関投資家向けのインフラを提供するのかを理解しているチームを見つけるのは稀です。私たちは、CEOのドミトリーとコッパーのチームが次の成長段階に入るのをサポートできることをうれしく思います。またデジタル資産のカストディとクリアリングの新しい業界標準を世界に提供するために、彼らが最適な立場にあると信じています」とコメントしている。

参考:コッパー

(images:iStocks/ChrisGorgio)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【5/17話題】スラッシュがSlash Vプリカ SHOP開始、SECのSAB121覆す決議案が可決など

スラッシュが「Slash Vプリカ SHOP」開始、暗号資産でVプリカ購入可能に、米上院、SECの暗号資産会計ルール「SAB121」を覆す決議案を可決、インド証券取引委員会、暗号資産取引の監督に前向き、準備銀行とは対照的に、仏証券監督当局、投資家にBybitの無登録営業を警告、KuCoin、ナイジェリアの規制準拠に向け一部サービスを停止、米CME、ビットコイン現物取引の提供検討か=報道、リップル、「XRP Ledger」をコスモスのインターチェーンに接続、マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと、DTCC、大手銀行らとファンドのトークン化推進する「Smart NAV」の実証実験完了。チェーンリンク活用で

︎マスターカードがカーボンクレジットのトークン化における概念実証完了、スタンダードチャータード銀行らと

決済大手の米マスターカード(Mastercard)が、スタンダードチャータード銀行香港(Standard Chartered Hong Kong:SCBHK)及びその関連会社と、顧客預金およびカーボンクレジットのトークン化における試験的な概念実証(proof-of-concept pilot:PoC pilot)の完了を5月14日発表した