イーロン・マスクがテスラ保有のビットコイン(BTC)の売却した可能性を暗示

追記:以下報道の後、5月17日午後2:56 にイーロン・マスクはテスラがビットコインを販売していない旨のツイートをしました。詳細はこちら

イーロン・マスクがテスラ保有のビットコイン(BTC)の売却した可能性を暗示

テスラ(Tesla)のCEOであるイーロン・マスクが5月16日の午後にツイッター上で、テスラが保有する残りのビットコインを売却した、あるいは売却する可能性があることを示唆し、暗号資産の価格が下落した。

ビットコイン価格はイーロンの発言の影響を受けてか、約8%下落し、1BTCあたり44,000ドル前後となった。

これはCrypto Analysitと称する「Mr.Whale」というツイッターアカウントが「ビットコイナーは、テスラが保有するビットコインの残りを売却したことを知ると、来期の自分を叩くことになるだろう。イーロン・マスクが受けている憎しみの量、ヘイトの大きさからして、彼を責めることはできないだろう…。」とツイートして、イーロン・マスクが「いかにも(Indeed)」とリプライしたことが原因となっている。

メディアCNBCはテスラ社に回答を求めたが、すぐに返答はなかったとのことだ。

編集部のコメント

イーロン・マスクはこの1年、暗号資産の価格上昇に何度も貢献したと思われます。例えばテスラ社は2021年2月のSEC提出書類の中で、15億ドル相当のビットコインを購入したことを明らかにしました。

テスラはその後、第1Qにビットコインの売却を含め1億100万ドルの純利益を計上し、第1Qの純利益を過去最高にしました。今回はイーロンマスクが価格の下降に影響していますが、証券と異なり、暗号資産は投資家保護の観点がまだ未成熟です。

このあたりの規制を米国を筆頭にどのように整備していくのかは気になるところです。

参考:ツイート

images:iStocks/MikeMareen

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【9/11話題】UPBONDと鹿島建設らが「JPYC」活用の実証実験、博報堂キースリーとスターテイルがSoneium導入企業の支援など(音声ニュース)

UPBONDと鹿島建設ら、「JPYC」活用で建設現場の処遇改善と運営の効率化へ、博報堂キースリーとスターテイル、「Soneium」上でのサービス構想・開発実装の企業支援を開始、暗号資産詐欺の被害額、23年に45%急増=FBI、シンガポール、ワールドコインのアカウントとトークンの売買サービス提供者を捜査。先月は逮捕者も、バイナンスジャパンにネオ(NEO)上場、国内2例目、英金融監視機関、暗号資産ATMの違法運営で男を提訴、PayPalとVenmo、イーサリアムネームサービス(ENS)導入、State StreetとGalaxy Digital、デジタル資産ETF3銘柄立ち上げ、スタンダードチャータード、UAEでデジタル資産カストディサービス開始、テザー社、トロン、TRMラボの3社が協力。USDT不正利用と戦う金融犯罪ユニット設立、ビットコインスケーリング「Fractal Bitcoin」がメインネット公開、FBトークン配布も、バイナンスでトークンロック解除・権利確定スケジュール機能導入、CoinMarketCap提供=報道

Sponsored

テザー社、トロン、TRMラボの3社が協力。USDT不正利用と戦う金融犯罪ユニット設立

USDTなどのステーブルコイン発行企業テザー(Tether)社とジャスティン・サン(Justin Sun)氏が設立したパブリックブロックチェーンのトロン(TRON)、暗号資産取引に関するセキュリティツールを提供するTRMラボ(TRM Labs)の3社が提携し、暗号資産(仮想通貨)犯罪に対抗する民間金融犯罪ユニット「T3 Financial Crime Unit (T3 FCU)」を設立した

博報堂キースリーとスターテイル、「Soneium」上でのサービス構想・開発実装の企業支援を開始

博報堂キースリーとスターテイルラボ(Startale Labs)が共同で、ソニーブロックソリューションラボ(Sony Block Solutions Labs)開発のブロックチェーン「ソニューム(Soneium)」を活用した企業のサービス構想企画、開発実装のサポートサービスの提供開始を9月11日発表した